レオナルド・ディカプリオは、最新作「レヴェナント 蘇えりし者」の撮影中、バイソンの生のレバーを食べたそうだ。

ディカプリオはゼリーで出来た偽のレバーでは本物に見えないのではないかと懸念したため実物を発注したが、その味は楽しめなかったという。「嫌なのは周りにある皮膜の部分なんだ。風船みたいなんだよ。噛むと口の中で破裂するんだ」と振り返っている。
一方でアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、ディカプリオが生のレバーを食べることで病気になるのではないかと心配したが、そのリスクを負ったことで演技に真実味が増したと感じているという。イニャリトゥ監督は「あれをやらなかったらレオナルドは真実までたどり着けなかったかもしれないね」と話している。
同作の中でディカプリオは、熊に襲われた自分を見捨てた狩猟グループに対して復讐を誓うヒュー・グラス役を演じているが、その役作りのために生やしたぼさぼさのひげとあまりにも長い付き合いだったため、「奥さんのように感じる」とバラエティ誌に冗談交じりに話している。「あのひげは1年半も生やしていたんだ」「配偶者のようになってくるよね。一緒に寝てさ。ドレッドを剃るみたいな感じだったね」。
同作の製作チームはイニャリトゥ監督が求めるものを実現するためにかなり尽力しており、ディカプリオにアリがたかる1シーンの撮影のためにブリティッシュコロンビア州からカルガリーまでアリを運んだりもしていた。イニャリトゥ監督は「僕たちはアリを輸送してこなくちゃいけなかったんだ。2便もだよ。最初のフライトでは一部が死んでしまったんだ。高度でパニックに陥っちゃったみたいなんだよ。ファーストクラスで飛んでいるっていうのにね!」とそのエピソードを明かした。