雪だるま轢いた運転手を解雇、動画きっかけで判明もネットで支援の動き。

2010/12/16 16:31 Written by Narinari.com編集部

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12月に入って強い寒波に襲われ、連日大雪のニュースが報道されている米国で12月上旬、ある大学生らは通行する車にいたずらを仕掛けたつもりだったのか、道路上に雪だるまを作り、その様子をカメラで撮影していた。この雪だるまは、結局バスに突っ込まれて壊れてしまうのだが、動画がYouTubeに投稿されていることを知ったバス会社はドライバーの運転を問題視。特定されたドライバーはクビにされてしまい、事情を知った多くの市民からドライバーを救おうとの声も上がっている。

問題の動画は、YouTubeに12月4日付で投稿された「Insane Bus Driver Brutally Murders Snowman」(http://www.youtube.com/watch?v=VQ2aAmMRjxc)というもの。一面銀世界となっているイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の車道上に、1体の雪だるまが置かれている。

車道上のため、当然行き交う車にとっては邪魔な障害物。雪だるまに気が付いた車は減速して衝突を避けながら走行しているが、撮影している学生らはこれを見て笑い声を上げ、大はしゃぎだ。しかし、間もなく学生らの声は「オー!」「ノー!」などの悲鳴に変わる。やって来たバスがスピードを落とすことなく雪だるまにぶつかり、あっさりと破壊。学生らは「Oh my God!」と叫びながらもその場面に興奮しているようで、最後は大声で笑いあいながら動画は終了する。

この動画が公開されると、地元放送局WCIAが12月6日付けの記事で紹介。警察が学生らの行動に懸念を示したと伝えると共に、運行しているバス会社に動画についての見解を求める取材を行い、コメントを拒否されたとしている。そして報道から数日後、バス会社は動画に映ったバスのドライバーを解雇したのだが、一連の話題は大きな波紋を呼ぶことになった。

英紙デイリー・メールによると、そもそも車道上に雪だるまを置いた大学生が悪いのは明らかではあるものの、バス会社が問題視したのは、米国では右側通行であるにも関わらず、ドライバーが動画上で道路の左側を走行している点。また、道路上の障害物に躊躇なく突っ込むという対応方法も大きな不満に繋がったようだ。このためバス会社のスポークスマンは、動画公開後にこのドライバーが「辞職した」と発表。デイリー・メール紙では「辞職を強制された」と伝えており、実質クビにされたらしい。

しかし話を知った市民の間からは、ドライバーを助けようとする声も急速に広がっている。SNSのFacebookには「Save the Bus Driver」というページが開設され、12月16日現在で7,800人を超えるユーザーが参加。その人数の増加スピードは日を重ねるごとに勢いが増しており、ドライバーの復職を求める声が大きくなってきているようだ。確かに動画に記録された運転は褒められるものではないが、こうした支援の声は、仕事を失くしたドライバーにとって大きな励みになっているに違いない。

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