客前でライオンがトレーナー襲撃、思わずメスライオンも仲裁に入る?

2010/09/10 09:58 Written by Narinari.com編集部

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ネコ科特有のしなやかな身のこなしに、肉食ならではの迫力を持つ百獣の王ライオン。野生ならもちろんのこと、例え飼育されているライオンでも、牙を向かれたら人間などはひとたまりもない。細心の注意を払い、慣れているはずの動物園でさえ時折事故の報告が聞かれるほど危険と隣り合わせの動物だが、先日米国のホテルで飼われているライオンがトレーナーを襲撃。その瞬間を撮影した動画がYouTubeに投稿され、話題を呼んでいる。

この動画は9月5日に投稿された「MGM lion attack in Las Vegas」(http://www.youtube.com/watch?v=gW_x-2MXrkI)。米放送局ABCによると、動画を投稿したのはドリュー・エリスさんという女性で、9月はじめに新婚旅行で訪れたラスベガスのMGMグランドホテル&カジノで撮影したそうだ。このホテルはライオンをシンボルにしており、カジノフロアの中には本物のライオンも飼われ、観光客らに公開されている。事故は、そのライオンの飼育施設で起きた。

エリスさんの動画は、飼育施設の中で、床に伏せているオスとメスのライオンが1頭ずつ、トレーナー2人がスタンバイしているシーンからスタート。2頭の間に立つベテラン風男性トレーナーはライオンをさする様子を見せ、オスは大きなあくびをするなど、一見、2頭はリラックスしている様子だ。そして、エリスさんが左方にいたメスにカメラを向けてしばらくすると、客の間から驚きの声があがった。

カメラが再び右に向くと、そこに映るのは落ち着いていたはずのオスライオンが、壁際に立っていた若いトレーナーに向かっていくシーン。首を抑え、トレーナーは何とかなだめようと必死だ。ベテラン風トレーナーも何とか加勢しようとしているが、さらに画面左からメスライオンもやってきた。

するとメスライオンは、トレーナーたちには目もくれずにオスに向かうと、背中に前脚を乗せる行動をとり、オスを止めようとしている様子。何とか逃げ出した若いトレーナーをなおも追い続けるオスにも寄り添い続け、このメスライオンは暴走を止めようとトレーナーに協力しているように見える。

この後、出口へと向かったトレーナーをさらにオスが追いかけ、メスもそれを窺うように追いかけるところで動画は終了。客の中からは「Oh my God」の声も聞かれ、思わぬ出来事で一様に驚いていたようだ。米放送局FOX系列KVVU-TVによると、ホテル側は9月1日にこの事故が起きたことを明かし、現在米国農務省が事故の調査を行っているという。

エリスさんは、若いトレーナーが足を噛まれて痛がり「叫んでいたと思う」と、当時の状況を振り返っている。ただ、オハイオ州コロンバス動物園のジャック・ハンナさんは、「ライオンはじゃれて遊びたがっていたようだ」(ABCより)との見方。「それが攻撃なら、5〜10秒で終わるだろう」と説明し、動画を見る限りでは、そうした意図は感じられないという。

今回のケースは、多くの客の面前で惨事にならなかったのは不幸中の幸い。公開や飼育の仕方を含め、今後、ホテル側は対策を迫られることになりそうだ。

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