「映画秘宝」映画通が選ぶ2010年ベスト1は? 「キック・アス」が3冠。

2011/01/21 16:07 Written by ナリナリ編集部

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昨年12月18日の公開以降、劇場では立ち見が続出したほか、各界・著名人からも絶賛の声が相次ぎ、ネットでも評判となっている映画「キック・アス」。そんな同作が、1月21日発売の映画雑誌「映画秘宝」3月号で「2010年ベスト1映画」に選出されたことがわかった。また、あわせてベスト女優賞、ベストシーン賞も獲得し、見事に3冠を達成している。

「キック・アス」は、コミックオタクでスーパーヒーローに憧れる平凡な高校生のデイブ(アーロン・ジョンソン)が、ある日、インターネットで買った自前のスーツとマスクで自分も“DIYヒーロー”として街で活動を開始。何の特殊能力も持たない彼は初出動のときにあっさり犯罪者にやられるものの、その捨て身の活動がネットで話題になり、“キック・アス”の名で一躍有名になる。やがて高度な訓練を受けた美少女ヒーロー“ヒット・ガール”(クロエ・グレース・モレッツ)とその父“ビッグ・ダディ”(ニコラス・ケイジ)も仲間入りし、犯罪組織に立ち向かう――というストーリーだ。

公開当初は全国4館と少なかったものの、大きな反響に応える形で、現在徐々に上映館が拡大中。また、3月18日にはDVD&Blu-rayのリリースも決定している。

今回「映画秘宝」で発表されたのは、町山智浩、柳下毅一郎、宇多丸、水道橋博士、江頭2:50、大槻ケンヂ、中原昌也、小島秀夫、成海璃子ら、各界の映画通100人超のアンケートをもとにした「2010年ベスト1映画」。「キック・アス」は圧勝での“ベスト1”で、「あんまりにもよくできているので、腰(ケツ?)を抜かして放心した」(花くまゆうさく/イラストレーター&漫画家)、「美少女がド派手に悪人をブチ殺しまくる『キック・アス』に大興奮。何だよ、これ!?僕のための映画か!?」(山本弘/作家)、「試写での『キック・アス』は狂気の熱血に5度泣き」(白石晃士/映画監督)などのコメントが寄せられている。

また、ベスト女優部門では、ヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツが2位にトリプルスコアの大差で1位を獲得。こちらにも「はじめてフィギュアを買ったくらいハマった」(ダイノジ大谷ノブ彦/お笑い芸人)、「『月曜日のユカ』の加賀まりこ、『オール・アバウト・マイ・マザー』のペネロペ以来の衝撃ヒロイン誕生」(斎藤工/俳優)、「言うことなしで優勝!絶対みんな1位でしょ?」(小明/タレント&ライター)と、絶賛のオンパレードとなった。

さらにベストシーン部門でも“ヒット・ガールの殴り込み”シーンが堂々の1位となったほか、「映画秘宝」創刊者で映画評論家の町山智浩が選ぶ2010年ベスト映画の第1位も獲得。そして同誌では2010年9月号以来、半年間で再び表紙に登場するなど、大きな盛り上がりを見せている。

「キック・アス」がどのように語られ、評価されているかはもちろんのこと、そのほかの作品についても必見の「映画秘宝」3月号。映画ファンは要チェックの一冊と言えそうだ。

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