「ED」の夫から妻に損害賠償支払いへ。

2005/05/12 23:53 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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勃起障害、最近では「ED」という名称で一般的なこの男性特有の疾患です。とある疫学調査によると、なんでも日本国内に260万人もの患者がいるといわれています。ちなみにこれは、完全なED患者のみを数えたもの。中度や軽度の人を含めば、この統計は数倍になるんだとか……。女性のウォール真木には判りませんが、多くの男性に取って深刻な問題なんですねぇ。

さてその性機能障害が、なんと裁判ざたになっていたというお話です。イタリアはシシリア島に住むクリスティナさんという女性。彼女はとある男性と婚約し、結婚後は幸せな生活を夢見ていたのですが、なんとその式の直後に夫の秘密を知ってしまいます。彼は以前からEDだったのですが、それをクリスティナさんには言わずにいたのだとか。妻はもちろん怒りました。そして直ぐに結婚無効に手続きを取り、夫の元を去ったのです。

ちなみに日本の法律では認められていませんが、西洋では離婚ではなく「結婚無効」という制度があります。これだといわゆる「バツイチ」とはならず、記録にも結婚の事実が残りません。次に結婚した場合ももちろん初婚とみなされます。いろいろお騒がせなセレブ、ブリトニー・スピアーズも1度ラスベガスで幼なじみと結婚した直後に、この結婚無効の手続きをしましたので、ご存知の方もいらっしゃるかと。

さて話を戻しまして、このクリスティナさん。結婚無効だけでは飽き足らず、今度はこの元夫に対して損害賠償の支払いを要求しました。なんでも「セクシュアリティ」と「家族を作る」という、妻として2つの権利が奪われてしまったという理由だそうで……。その後15年もの間、裁判所に訴えを何度も却下されてもめげず、主張を押し通し続けたのです。

その結果、最近になってやっと最高裁判所が最終的にクリスティナさんの訴えを認めて元夫に損害賠償の支払い判決を出しました。その金額は後日シシリア島で決定されるそうですが、いやはや15年間もよく頑張りましたね、クリスティナさん……。

根性で勝ち取った「妻の権利」にたいする対価。一体いくらになるやらちょっと楽しみでもあります。

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