ケガから復帰したばかりの日本シリーズで大活躍を見せ、阪神ファンに悔しい思いをさせていた村松選手。FA権を行使するのか否かで揺れていたなりが、どうやら移籍を前提としたFA権の行使を決意したようなり。
村松選手はヤンキースの松井秀喜外野手と同じ星陵高校出身。1990年ドラフト6位でダイエーに入団し、レギュラーとして定着し始めたのは1995年頃から。パ・リーグでもトップクラスの足を持つ村松選手は1996年には58盗塁で盗塁王&ベストナインに輝くなど、パ・リーグを代表する野手に成長したなりね。今季はシーズン終盤でケガをしたものの、打率.324、6本塁打、57打点、32盗塁と素晴らしい成績を残しているなり。
FA権行使の理由は、村松選手が以前からケガを避けるために天然芝の球場でのプレーを希望しているからなのだとか。天然芝の球場というと、ある程度球団が絞られてくるなりが、村松選手がFA権を行使すれば争奪戦になるのは必至。どこの球団も、あれだけ足が速くて、打撃もそこそこ良くて、守備範囲の広い選手は欲しいなりからね。まだ31歳。どこの球団に移籍するのか注目なり。
しかし、ダイエーは日本一になったものの、村松選手と、ポスティングシステムで移籍を熱望する井口資仁内野手が抜けてしまうことになったら、来季はかなり戦力ダウンになるなりよね。ダイエー、ピンチなり。