長尾直樹監督の秀作「鉄塔武蔵野線」がDVD化。

2003/07/18 01:32 Written by コ○助

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遂に待望のDVD化(7月24日発売予定)!今日、たまたま病院に向かう車に乗っているときに近所の送電線の鉄塔を眺めながらこの作品のことを思い出していたなりが、ちょうどそんなときに掲示板にDVD化の情報を寄せていただいたなりよ(>5部ガリ77さんサンキュなり!)。日本映画を観ない人にも、ぜひ観て欲しい作品。例えばそれは中原俊監督&三谷幸喜脚本の「12人の優しい日本人」であったり、SABU監督の「DRIVE」だったりするわけなりが、それらと並んでコ○助が猛烈にプッシュしているのがこの「鉄塔武蔵野線」。昨年10月6日に書いた「今日のなりなり。」にその熱い思いが書かれているので、ちょっとご紹介するなり。

※※ここから※※
「鉄塔 武蔵野線」という作品、ご存知なりか?
コ○助はレンタルビデオでこの作品を観たなりが、なぜこの作品を観ようと思ったのかは理由は未だに思い出せないなり。
でも、観て良かった。
そう思える作品だったので、コ○助の記憶の中に「ベスト・オブ『子供映画』」として残っているなりね。
ただ、残念ながらコ○助の周りではあまり「鉄塔 武蔵野線」を支持してくれる人が少ない(笑)。
「観たことがある」「あまりにも勧めるので観た」という人を合わせても2人しか周囲にいないので参考にはならないなりが。
どんな作品なのかと言うと、「あの夏の想ひ出」系の作品。
「武蔵野線」と名前が付いているなりが、これは決してJRの武蔵野線(東京と埼玉を走る路線)のことではなく、あくまでも立ち並ぶ送電線の鉄塔に付けられた「線」の名前のことなりね。
ある日、少年が鉄塔に番号が振られていることに気が付くなり。
そしてふと思うなりよ。
並ぶ鉄塔の先に、1番の番号が振られているところには何があるのだろう、と。
あとは延々と自転車で鉄塔の番号を追いかけて小旅行をすることになるわけなりが、これが何だかほのぼのしていて味わい深い。
コ○助が子供の頃にも自転車で「この道をズンドコ行くとどこまで行くのだろう」と思って延々と走ってみたことがあるなりが、そういう少年時代の探求心とこの映画が見事に重なって、何とも言えない情感が湧いてくるなりね。
プレステで「ぼくのなつやすみ」シリーズが流行っているようなりが、それに通じるところがある作品だと思うなり。
大きな事件があるわけではないなりが、懐かしさに訴える、その訴え方が絶妙というか。
あぁ、久々にまた観たくなって来たなりよ。
荒んだ心をサーッと洗い流してくれるような、見終った後に清涼感が残る作品だと、コ○助は思っているので、機会があればぜひ観てみて欲しいものなり。
何だか絶賛しすぎなりか(笑)。
※※ここまで※※

この時に掲示板やメールでもいくつか「鉄塔武蔵野線」についての感想をいただいているなりが、それも紹介してみると。
「チビノリダーの伊藤淳史が出演してた映画ですよね。ちっちゃい彼がかわいらしくって、ほのぼのしてよい映画でした〜」(ポコリさん)
「鉄塔 武蔵野線 最高の映画デス。自分は、この映画で、人生が変わりました。今、自主制作で撮っているのですが。この映画が、なければそんなことしなかったと思います。多分、日本で、1,2を争うロードムービィーの傑作だと思います。(言いすぎかな?)適度なへたくそさで、疲れないので。ホント最高出す。」(ピピン@さん)
「僕もこの映画大好きです。このほのぼの感は、今の日本映画にはあまり無いものだと思います。テーマも小難しくなくてわかりやすいし、この映画を見た時には『日本映画もやるなー』と思ったものです。知られざる名作とはこんな作品のことを言うのでは。日本映画嫌いな人は多いですが、これは見て欲しいですね。
秀作です(絶賛しすぎですが(笑」(topoさん)
「映画は見たことないんですけど、原作の小説は読みました。かなりよかったです。原作者の『銀林みのる』という方は、この『鉄塔武蔵野線』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞されてますが、私の知る限り、発表された作品はこれ一本のみ。この人が書く『鉄塔モノ』の本、また読んでみたいなぁ。無理なのかなぁ。」(mazさん)

なんだか絶賛の嵐(笑)。映画ってのはもちろん趣味が合う、合わないがあるので万人にウケるような作品だとは思わないなりが、それでもとても心洗われる、素敵な作品なりよ。まあDVDを買って観て欲しいとは言わないなりが、レンタルビデオでも良いので、機会があればぜひ。コ○助は絶対に買わなくては。



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