映画「千と千尋の神隠し」のPRに消極的なディズニー。

2003/03/18 18:26 Written by コ○助

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昨年12月以降、多くの映画賞を受賞してきた「千と千尋の神隠し」。少ない上映館数も徐々に増えていくのかと思いきや、アカデミー賞にノミネートされ、本番が近づいた今になっても公開規模は拡大されていないというなり。これはディズニーの自社製作作品「リロ&スティッチ」と「トレジャー・プラネット」が共にアカデミー賞にノミネートされているため、「千と千尋の神隠し」との競合を避け、宣伝のリソースを「リロ&スティッチ」と「トレジャー・プラネット」に集中させるための手段と見られてようなり。

ディズニーとしては、自社製作のアニメと、配給だけ手掛けるアニメのどちらにアカデミー賞の名誉を与えたいかと考えた時に、こういったこ戦略を立てることはきっと経営判断的には間違っていないはず。でも、ちょっと腑に落ちないなりよねぇ。
まあこんな露骨な賞レースが繰り広げられるのがアカデミー賞であり、純粋に作品の質が選出基準とならないのがアカデミー賞とも言えるなりが。

とはいえ、「千と千尋の神隠し」もしっかりとアカデミー賞にノミネートされ、受賞する可能性は無いわけでは無いだけに、そこまで露骨な冷遇処置を受けながら受賞したら、それこそ「稀代の名作」として語り継がれるようなことになるなりよね。どうかそんな素晴らしい結果が待受けていますように。

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