長時間パソコンの前で座り続けると、エコノミークラス症候群と同じような症状が起きる危険性があるそうです。
エコノミークラス症候群とは、航空機の狭い座席に長時間座り続ける事で足の静脈内に血栓(血の塊)が生じ、立ち上がった時に、血栓が血流に乗って移動し、肺の血管などに詰まって呼吸困難や心肺停止をもたらす事もある怖い症状なんですね。飛行機の中は乾燥していて水分が失われやすく、血がドロドロになり、さらには長時間同じ姿勢でいるために、こういった症状が起きるんだそうです。
それが飛行機ではなく、パソコンの前で起きたという症例がニュージーランドで報告されたわけです。18時間もパソコンに向かい続けた32歳の男性に巨大な血栓が生じ、意識を失ってしまったとの事。現時点では、コンピューターの前に長時間座っているだけで血栓ができるのかどうかは不明だそうですが、危険性があるというのは頭の片隅に入れておく方がいいかもしれないですよね。
僕の知り合いのプログラマーは、追い込み作業となると食事をするのも寝るのもパソコンの前、といった感じだそうですが、そんな状態ならばそういう症状が起きる可能性があっても不思議じゃない気がします。もっともそれ以外にも身体に悪い事は確実なんですが…。
ちなみに、エコノミークラス症候群の予防策としては、
・身体を締め付けない(ベルトを緩めるなど)
・足を動かす(まめにトイレに立つなど)
・水分補給(ただし過度の飲酒は足をむくませたりするので控える)
だそうです。飛行機での海外旅行の予定がある人はぜひ参考に。