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「神様」ジョーダンが現役に幕 「今度は最後の引退」。
04/18 02:40 コジマ


NBA史上最高のスーパースター、「神様」ことマイケル・ジョーダン選手(ワシントン・ウィザーズ)が今日のフィラデルフィア・76ersとの今季最終戦で、一昨年の9月に復帰したときに定めた2シーズンという期限が今日切れ、通算15年に及ぶ選手生活に終止符を打った。

まるで空中を歩いているような「エア」を初めて見たときのことが忘れられない。ぼくがNBAに興味を持つきっかけとなったMJ。試合を観ることはできなかったが、ニュースを読んでるだけで感動が突き上げてきた。

何に一番感動したかっていうと、セレモニーなどは行わず、あくまで試合のなかでジョーダン選手を称えていた点。試合結果も87-107でウィザーズの完敗。それでも引退試合の雰囲気が壊れなかったのは、形式ばらないアメリカの文化の良さなのだ。今日は76ersの本拠地フィラデルフィア、つまりアウェーでの試合だったが、会場は「ジョーダンズ・ゲーム(ジョーダンのための試合)」の雰囲気だったようで、試合前の選手紹介では約2分間も観客のスタンディングオベーションが続いた。

出場時間は28分、15得点、4リバウンド、4アシストに終わったが、試合終了残り6分を切ったあたりから会場はから「We want Mike!(ジョーダンの出場を!)」の大合唱。残り2分で再登場し、残り1分45秒、76ersのエリック・スノー選手の反則(監督の指示だったという)でフリースローを得、大歓声のなか、NBA最後の通算3万2292点目を決めた。その直後、ウィザーズ側の反則で試合が止まり、大歓声に送られてジョーダン選手はコートを去る。ジョーダン選手が歓声に照れながら手を上げて応えると、またもやスタンディングオベーション。スタンドの観客、コートの敵味方の選手もみんながジョーダンに拍手を送り、3分も試合が中断した。

長島茂雄氏の引退セレモニーよりも感動的な花道。スーパースターは最後までスーパースターだったのだ。

ジョーダン選手は、試合前「情熱を持って続けてきたバスケットボールを今日もできることが嬉しい」と語り、試合後は「バスケットは人生そのものという感じだった。あきらめなくてはならない時はいつか来る」と述べ、「これで再びユニホームを着られないんだと実感した。でも、そんなにつらいことでもない。自分でもわかっていた。そのときが来た。今度は最後の引退だ」と、メジャーリーグに挑戦した1993年や99年の引退と違って、もう二度と復帰しないことを示唆した。もう二度と観られないのだ。そう思うと淋しさが込み上げてくる。

来季からは、共同経営しているウィザーズのフロント役員に戻る予定だそう。本当に本当に、最後まで感動をありがとう。




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