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耳掃除。

2012/03/23(Fri) 18:06

ちょっと前の話になりますが、夜勤明けで家に帰って寝ているとご主人さんが、

「ちょっと、うるさくなるからね」

と、なんだかバタバタ、ガリガリやりだしました。それぐらいじゃ覚める眠気じゃありませんから、気になりませんでしたが。でも、目覚めてみると……。


クローゼットの壁に、ばっくりと穴が開いております。



深くは問うまい、深くは……。クローニン真木です、こんにちは。

ご主人さんは電気の配線修理とか、本当に自分でやっちゃうからなぁ。

さて。

耳掃除なんですが。アメリカ人は「耳には物を入れるのは、危険」という観念があるらしく、そのためか耳掃除もほとんどやらないんだそうです。じゃあ、耳あかはどうしているんだ? と気になりますが、綿棒のコットン部分だけを耳に入れ、それで届く所のみを掃除するだけ、なんだとか。耳あかはそれより深い所にもたまっているというのに……。

仕事場で患者さんを診察するとき、もちろん耳の中もチェックしますが、高確率で大量の耳あかに遭遇するわけで。

「お願いだから、耳掃除をさせてぇぇぇぇっ!!」

そのたびに心の中で絶叫しております(涙)。で、クローニン真木のその悶絶をナースステーションで毎度のように吐き出していたら、ドクター&同僚から「耳あかフェチ」と変態扱いを受けることに。気にするもんかい。

ところが、先日。ERに「左の耳の聞こえが悪くて……」というおじいさんがいらっしゃったのです。診察してみたら、耳あかで耳が完全に塞がってました。とうとう「耳あかフェチ」に、出動命令がかかったのです(笑)。

病室に走ったのはいうまでもありません。

アメリカ式、看護師による耳あかの取り除き方法:オキシドールやミネラルオイルにて耳あかを皮膚から浮かせ、柔らかくしてから、生理食塩水を注射器などで噴射し、洗い流す。そして、出てくるわ出てくるわ……。ああ、スッキリ。なんでしょう、看護師になって最高潮に感じる、この達成感は(笑)。

日本人の威厳にかけて行った耳掃除は、先生からお褒めの言葉を頂き、さらに出て来た耳あかの量に感動して、患者さんに「これ、お持ち帰りなさいますか?」と思わず聞いたら、ドン引きされました。

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