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「ヘアスプレー」出演女優、摂食障害の辛い経験を語る。
2007/09/27(Thu) 11:50
肥満大国といわれ始めて久しい米国。今年8月に発表された統計では、肥満人口の増加はとどまることを知らず、ついには成人の3人に1人が肥満だという州も現れたとか。幼年期からの肥満防止を狙って小学校から体育の授業に力を入れるなど、さまざまな取り組みを実施しているものの、なかなか結果が見えてきません。 しかし太っていることばかりが注目を浴びる米国ですが、実は拒食症などの摂食障害に苦しんでいる人々も多い社会なのです。全米では現在、約1,000万人の女性そして約100万人の男性が過食症または拒食症を患っており、特に思春期の女性に患者が増加中なのだとか。 肥満問題が常に取りざたされることもあって、肥満に対する恐怖症や嫌悪感が生まれます。さらにメディアがこぞって賞賛する、スリムすぎるファッション・モデルやハリウッド・スターたち。こんな世の中ですから、多感な世代の女の子たちが「痩せなきゃ!」と思いこむのは理解できないワケではありません……。しかしそれが極端なまでに進んでしまうのが、摂食障害。栄養失調のために、命を落とすこともある恐ろしい「病気」であることを、強く認識する必要があります。 もうすぐ日本で公開予定の「ヘアスプレー」もミュージカル・コメディな作品ながら、米国のスリムな体型に対する崇拝を批判しています。太っちょだけど、明るく夢を追いかける主人公と、、自分が太っていることを恥じて、家に閉じこもったままになっている彼女の母親(演じているのはなんと、ジョン・トラボルタ)。そんな彼女たちの体型をバカにして、チクチクとと嫌味をいう意地悪な母子が登場するのですが、この娘役を演じるのがブリトニー・スノウという若手女優。日本ではまだあまり知られていませんが、子供時代には宮崎駿の「耳をすませば」の米国版吹き替えで、主人公しずく役をやったこともあるそう。 で、その彼女が先日、自身の摂食障害を告白して話題に。10代の初めから自分の体型が気になり始め、極端なダイエットに走ってしまい、15歳の時には85ポンド(38キロ)まで体重が落ちてしまいました。それでも彼女はその時まだ太りすぎだと信じてやまなかったそうで、その認識がおかしいとは全く気が付かなかったとか。その後、自己嫌悪からくるリストカット行為や、激しいうつ病を経験。19歳の時とうとう摂食障害治療のためのリハビリ施設に入院してしまいます。 最近では治療のかいあってか、健康的な食生活を続けられるようになったそうですが、今でも時々自分の体型に自信損失して、ダイエットを考えてしまう瞬間があるとか。はたから見ると彼女はスタイル抜群で、そんな悩みなんか全然ないような気がするんですが……。 スノウは、自分と同じく摂食障害に苦しむ若い女の子に向かって 「最初は小さい一歩でいいの。とにかく誰かに相談して、絶対にあなたの苦しさを判ってくれる人が見付かるから」 と、コメントしています。 この経験の告白が、少しでも誰かの励みになるなら、それはそれで大きな意味のあること。今回の彼女のカミングアウトには拍手を送りたいと思います。

参照記事
Brittany Snow: Dieting Was 'My Best Friend'(People.com)−英文− ついに成人の1/3が肥満の州も、米市民への警告の鐘となるか。(Narinari.com) 米国の肥満防止授業に反発も、体育の増加で休み時間廃止へ。(Narinari.com)
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