「ミッション・インポッシブル III」低調はやはり主役のせい?

2006/05/17(Wed) 10:08

Nary's ハリウッド通信でもお伝えしたとおり、先週末の北米映画売上げで初登場首位に躍り出た「ミッション・インポッシブル III」("M:i:III")。最近の言動が問題視され、その人気にも悪影響を及ぼしている俳優トム・クルーズの最新作とあって、もっと大コケを予想されていた映画だけにイキナリのランキング1位にはウォール真木も驚きでした。しかしながら、クルーズの存在はシッカリとこの映画の足を引っ張っていたことが判明。当初の予想では公開後3日間で6,000万ドル以上の売上げを望んでいたそうですが、実際にはかなり下の4,770万ドルという結果でした。もちろん最初の週の売上げだけで成功・不成功を見極めるのは難しいのですが、映画興行収入は普通、作品の公開から1週間後には大体30〜50%ほど落ち込みます。前評判が大きければ大きいほどその落ち込みも激しいというトレンドがありますから、"M:i:III" が今後苦戦するのは目に見えております……。ちなみにクルーズの最近の人気度ですがとあるアンケート結果によると質問を受けた35%の人々が彼に対して好感を持っているのに対し、51%がその逆の意見だとか。以前「宇宙戦争」が公開された時には58%が好感を持ち、31%が好感を持たないという回答をしていたそうですから、クルーズの人気がハッキリと落ち込んでいるのがわかります。本人は最近待望の子供が生まれ幸せ一杯なんでしょうが、やっぱりビジネスの関係者としてはクルーズの言動ひとつで金銭的な影響が出てしまうのは迷惑な話。今後はもうちょっと気を付けた方がいいんじゃないの?と余計な老婆心を出してしまうワタクシなのでした。

参照記事
「M:i:III」興行の低調、クルーズ人気下落が原因?(CNN.co.jp)
「ミッション・インポッシブル III」が初登場1位、週末北米映画興行収入。 (Narinari.com)

 

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