第5回 タイ・フード・フェスティバル
2004/05/09(Sun) 22:26
毎年恒例 タイ料理の祭典 毎年、5月のゴールデンウィーク明けに東京・代々木公園で開催されているタイ・フード・フェスティバル。タイ王国大使館主催のこのイベントは、今年で早くも5回目となりました。タイ料理ブームが後押しするかたちで、このイベントの注目度も年々増しており、今年のタイ・フード・フェスティバルもさまざまな媒体で取り上げられていたので、目にした方も多いかと思います。そのため、会場も大混雑。まだ正確な数字は発表されていませんが、過去のタイ・フード・フェスティバルと比較してみても、今年は恐らく過去最高の人出だったと思われます。 入り口から混雑気味 | 座るところが無い状況 | 異常な混み方です | 今年のタイ・フード・フェスティバルは国内のタイレストランが87店舗出店、タイと日本からタイ関連商品やタイの果物を販売する店舗が100店舗以上出店と、その規模もかなり大きなものになりました。会場ではタイ料理を堪能することができる屋台がズラリと並んでいるほか、コーン劇の仮面・衣装作り、タイ柄の絵付け、貝葉職人や焼き物師の技巧披露、タイ語教室、タイ人気バンドのライブ、舞踏ショーなどなど、さまざまな催し物も行われます。 タイの文化に親しめるイベント。確かにそうなのですが、イベントの名称にあるように、あくまでも主役はタイ料理。と、いうわけで私たち一行も会場に到着するやいなや、タイ料理を食べるべく数々の屋台へと繰り出すことにしました。しかしながら、私たちが会場に到着した午後2時頃は、まだ昼ご飯を食べようとしている人が多かったようで、異常な、本当に異常なほどの混雑状況。ひとつ料理を買うにも15分くらいは並ぶ覚悟が必要な状況です。 私たち一行は分担して列に並び、お目当てのタイ料理を購入。購入したのは良いのですが、今度は食べる場所を探して右往左往です(笑)。至る所に人、人、人……。それでも、なんとかスペースを確保。ようやく私たちもタイ料理を食べることができました。 ナム・トック・ムー(牛サラダ) | グリーンカレー | ガパオ (挽肉バジル炒め飯) | カーオマンガイ(チキンライス) | タイソーセージ(カップ入り) | タイソーセージ | 屋台とはいえ、いずれもちゃんとした店舗を構えている名店揃いなので妥協のない味。1皿500円前後と一品の単価は決して安くはないですが、どの料理もとても美味しいものです。今回食べたものはすべて美味しかったのですが、中でもカーオマンガイとタイソーセージが絶品でした。タレとパクチーの味がナイスなカーオマンガイ、酸味の効いたタイソーセージ、いずれもビールに合う非常に美味しい料理でした。さて、かなり辛い&濃い味の料理が多いので、一通り食べたら甘いモノが食べたくなります。と、いうわけでデザートもしっかりと調達してきました。 このタイ・フード・フェスティバル、タイ料理の数々だけでなく、フレッシュフルーツを楽しむことができるお店も多数出店されています。南国タイの美味しいフルーツを、その場でむいて販売してくれるスタイルはなかなか良いもの。デザート第2弾として、今度はフレッシュフルーツを食べに行くことにしました。すると、大きなテントを張ったお店のひとつで、ドリアンの解体を実演しているではありませんか。 解体ショーに人だかり | | 素晴らしい手際の良さ | あのゴツゴツとした大きなドリアンを、簡単に包丁でさばいていく姿はお見事の一言。あたり一面には、あのドリアン独特のニオイが充満していましたが、それを嫌がる人もなく、ただただ、ドリアンの解体ショーに見入っています。解体したてのドリアンがなんだか美味しそうだったので、近くで売っていたマンゴーと共にデザートとして購入。 おいしいマンゴー | | 切りたてドリアン | ドリアンもマンゴーも、産地直送というだけあって、とても美味しいものでした。私たちは皆、ドリアンは苦手だったのですが、この日食べた切りたてのドリアンはウマウマとあっさりと平らげることに。最初はニオイが……とも思いましたが、慣れると美味しいものです。果物の王様、という点には依然として賛同はできませんが(笑)。でも、美味しくいただきました。 もっとたくさんタイ料理を食べたいと思っていたのですが、なにしろ混雑しすぎていて並ぶのに一苦労。私たちが食べたのは上記のものくらいでしたが、会場ではもっといろいろなものが販売されています。 すべてをお伝えしきれないのが残念。でも、仮に会場が空いていたとしても、すべての屋台の料理を食べ尽くすのは不可能です(笑)。それくらい、多くの種類の料理が集まっているのです。タイ料理好きな人にはたまらないイベントだということがおわかりいただけましたか? タイ・フード・フェスティバルはまだ5回目ですが、最初の数回は「それなり」の混雑具合といった感じでした。食べたい屋台に行けばサクッと購入でき、食べる場所がなくて右往左往するといったことも無かったと思います。ところが、昨年あたりからいろいろな媒体で取り上げられ始め、急激に人が増えてきているように感じます。認知度が高まって嬉しい反面、今度は来場者が多すぎて食べるのが大変という、ちょっと残念な状況になってしまいました。あの代々木公園ですら手狭と感じてしまうほどの来場者数。かといって、代々木公園のこの会場は、実際にはかなりの広さのスペースです。これ以上のキャパシティーを持った屋外のイベントスペースはそうそうあるわけでもないので他の会場を検討する……というのも難しそうですが、来年以降もタイ・フード・フェスティバルが継続開催されるのであれば、会場を広いところに移すとか、開催日数を増やすとか、何らかの対応策を練って欲しいと感じました。楽しく、美味しいイベントなので、せめて「食べるのが辛い」という状況は改善して欲しいものです。 ゴミの分別はしっかりと | 屋台らしい飾り付け | 手作り感いっぱい | 生春巻き調理中 | 山のようなフルーツ | パイナップル100円 | ドリアンゴロゴロ | 巨大フルーツテント | 激しい人の往来 | 南国フルーツ販売 | こんな加工品も | カレー試食に長蛇の列 | タイの超級市場 | タイの飲料がズラリ | タイのビール販売 |
☆「タイ・フード・フェスティバル」を理解するための関連サイト ・タイ・フード・フェスティバル …… メニュー、出店リストなど ・タイ王国大使館 ……タイ・フード・フェスティバルの主催
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