元テレ朝アナがダウン症に本音、息子の実体験や新型出生前診断に持論。

2016/04/29 22:36 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


元テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨(39歳)が、4月28日に放送されたニュース番組「AbemaPrime」(AbemaTV)に出演。ダウン症の息子を持つ母として、自らの実体験と本音を語った。

龍円は、海外で出産してから間もなく息子に異変を感じたといい、深刻な表情をした医師からダウン症と宣告されたときは「泣き崩れましたね、私が悪いのかなって。自分を責める気持ちばかりが浮かびました」とその時の心境を告白。

落ち込んだ龍円だったが、気持ちが救われたきっかけは自身の母親からの言葉だったという。

「ニコちゃん(=龍円の息子)はニコちゃんで変わってないから大丈夫よ! 子供が幸せだったらそれでいいじゃない」

そう言われ、それをきっかけに「息子から未来が奪われる訳ではない。息子は幸せになれる」と気付いたそうだ。

「ダウン症のことを知れば知るほど、大丈夫だなって思いました。いまは息子との毎日が楽しく、すごく幸せです」と母親の想いを語った龍円は、医師の宣告の仕方についても問題があると指摘。「伝え方次第で受け止め方が変わる。深刻な表情で医師が伝えると、お母さんは自分を責めてしまいます。でも、ダウン症の子供をもつお母さんたちに伝えたい。自分が悪いことは絶対ない、子供たちは育っていくし豊かな人生を送れるんだと」と、世の母親たちへメッセージを送った。

現在、出産前の検査で胎児の状態が分かる「新型出生前診断」が行われており、この日の番組MCで10代企業家の椎木里佳(18歳)から「もし、出産前に何らかの異常があると告げられていたら、産むのを諦めていましたか?」と質問されると、即答で「実際に診断を勧められ、どんな子でも産みたいので検査を受ける必要はない、と医師に伝えていました。ただ、ある程度受けたほうがいいと言われ、エコー検査と(新型ではない)従来型の出生前診断を受け、その時は何も異常はなかった。事前にわかっていたとしても、変わらず生んでいましたね」と語る龍円。

それに対して、「新型出生前診断」で異常が判明した妊婦が中絶を選ぶ確率は96.5%と、先日毎日新聞が報じ(※4月25日付け「新型出生前診断 異常判明の96%中絶 利用拡大」http://mainichi.jp/articles/20160425/k00/00m/040/119000c)、大きな話題となった。

龍円は、「新型出生前診断は、命の選別と言われていますが、遺伝子に異常のある子供たちを排除するために使うのではなく、安心して産むための診断に使って欲しい。異常があると合併症をもっている子が多く、生まれてすぐに手術が必要な子もいます。その可能性が事前にわかっていたら、準備してわが子を迎えられる。そういう風に活用されたらいいなと思う」と意見を述べた。

この日、ゲストとして出演したダウン症のタレント・あべけん太もそれに同調。「がっかりしています。なぜ、テレビではこの事実を流さないのか。怒っています」と、メディアで報じられないことに対して、あべは本音をストレートに語った。

また、視聴者のコメントも「本当そう思う。私も診断は自分への受け入れ準備のために使いたい」「産まない選択をする人を責められないけど、龍円さんの言う通りだね」など同意する声や、自分の知らない実情・ダウン症について考える声が多く上がっていた。

龍円は息子の成長に対して聞かれると、「不安になる親御さんも多いと思う。でも、普通の成長をスローモーションで見ている感じです。ゆっくり育つということですね。ひとつひとつ成長を見逃さず見られるので、親としての喜びを感じます」と、ダウン症の息子を育てる母親だからこそいえるコメントを述べ、同じ境遇の母親たちにメッセージ。「目を伏せるという優しさが日本にはありますけど、やめてください。目を伏せないで下さい。知って下さい」と視聴者へ語りかけた。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.