セオリー無視した「ニモ」演出、観客が父マーリンに感情移入できたワケ。

2016/04/19 10:55 Written by Narinari.com編集部

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ウォルト・ディズニー・ジャパンは4月20日、ディズニー/ピクサー大ヒット作「ファインディング・ニモ」(4,000円/税別)のMovieNEXを発売する。それに合わせ、MovieNEXに収録されるボーナス・コンテンツ映像の一部が解禁となった(https://www.youtube.com/watch?v=QAlXxKNol5c)。

この映像は、ニモの父親でカクレクマノミのマーリンに観客が共感するための演出方法を、アンドリュー・スタントン監督が明かしているもの。

映画制作では「フラッシュバックを多用して登場人物の過去を明らかにしていく手法は避けるべき」という考えがセオリーとされているが、監督はあえてフラッシュバックを使用した。そのフラッシュバックの使い方もいろいろな試行錯誤の上、同僚からのあるアドバイスを取り入れたことで、観客が一気に物語に引き込まれる演出ができたと考えているそうだ。

物語の舞台はオーストラリアのグレートバリアリーフの海。マーリンは妻のコーラルと一緒に卵から子どもたちが産まれるのを楽しみにしていたが、天敵・オニカマスに襲われ、悲劇が……唯一、1つだけ助かった卵から産まれたのがニモだ。マーリンはニモを大切に育てていくが、とことん心配症で過保護になってしまった理由を、このフラッシュバックを用いて観客に体験させることで、観客が自然とマーリンに同情してしまう効果を狙っていた。

なお、今年は、世界待望の続編「ファインディング・ドリー」が7月16日より劇場公開される。ニモの親友で、何でもすぐに忘れてしまう、忘れんぼうのドリーがただひとつ忘れなかったのは“家族の思い出”。「今度は僕がドリーを助けてあげる」――ニモと父マーリン、そしてカメのクラッシュや個性豊かな新しい仲間たちも加わり、ドリーの家族を探す感動の冒険が始まる。

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