エボラ出血熱対策への寄付募集、「3,000円で防護服1枚」と呼びかけ。

2014/07/05 04:37 Written by Narinari.com編集部

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国境なき医師団(MSF)日本は、アフリカ西部で流行中のエボラ出血熱対策に関する活動資金の不足を補うため、使途を指定した寄付の募集を開始した。

今年3月下旬にギニアで最初に報告されたエボラは、周辺のシエラレオネやリベリアにも飛び火し、現在、流行を続けている。流行発生以来の症例数は528件、死亡例は337件に上り(世界保健機関WHOのデータより)、患者が確認された場所は3か国で計60か所におよぶ。

関係各国の保健当局やWHOなどによって会合がもたれ、対策が急がれているが、現状では感染は制御できておらず、3か国では新しい感染地も確認されていることから、さらにほかの地域へ拡大していくリスクが高い状況だ。

エボラはウイルス性の感染症で、感染した野生動物やヒトの血液や体液に触れることで感染する。病気が進行すると多量に出血。治療薬やワクチンがなく、致死率が非常に高い。今回の流行拡大の原因の1つには、アフリカ西部での初めての流行であったため、地域住民に予防・治療の知識がなかったことが挙げられる。また病院に運ぶことをためらったり、亡くなった人の体を家族が洗ったりする葬儀の伝統も感染拡大の要因だ。

国境なき医師団は、現地でエボラの治療にあたる唯一の医療援助団体として、過去に複数の国で緊急対応を行った経験をもとに、専門治療施設を設置し、300人規模の態勢で治療・予防活動を行っている。

特効薬がないため、対症療法で死亡率を下げることが最善策。ただし、患者が意識を失い、多量に出血し始めた場合は助かる望みがないため、その時点で苦痛を和らげ最期まで寄り添う看護に切り替えている。治療にあたるスタッフ全員が、防護服、手袋、マスク、ゴーグルを着用。これらの防護グッズは2時間おきに取り替える必要があるという。

今回開始した「エボラ出血熱 緊急支援 寄付募集」では、支援できることの一例として「3,000円で防護服1枚/5,000円で防護マスク42枚/1万円で薬品耐性手袋21組」用意できるとのこと。募金の詳細は国境なき医師団のサイトを参照(https://www.msf.or.jp/donate_bin/onetime.php)。

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