ロケ撮影ゼロのハリウッド大作、「300」はすべてスタジオ内で撮影。

2014/06/03 09:54 Written by Narinari.com編集部

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歴史大作として、「グラディエイター」「トロイ」を凌ぐ全米興行収入2億ドル突破の大ヒットを記録した映画「300<スリーハンドレッド>」。その続編となる「300<スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜」の舞台裏映像が公開された(https://www.youtube.com/watch?v=QQYhJNAFI14)。本作はロケ撮影が一切なく、すべてスタジオ屋内で撮影されたものだという。

ペルシア戦争最大のクライマックスと言われる史実「サラミスの海戦」を描いた本作。全編スタジオ屋内での撮影は、原作者フランク・ミラーのグラフィック・ノベルの世界観を踏襲するためで、最新のVHXを駆使して創り上げられた。

ロケ数ゼロとは思えない圧倒的スペクタクルで描かれる本作では、数多くの視覚効果を全編にわたって採用。大部分のセットとすべての背景、戦闘シーンで大量に流れる血、そして天候までもフルCGによって制作されている。

実物のセットは、ブルガリアの首都ソフィアに隣接するヌ・ボヤーナ・スタジオに建設。すべてブルー・スクリーンかグリーン・スクリーンに囲まれて撮影され、アテナイやスパルタといった都市国家、エーゲ海、クセルクセス神王の宮殿も忠実に再現された。

ギリシア軍やペルシア軍の船を“海戦仕様”に仕立てたりするのもデジタル技術を駆使。また本作最大の見せ場でもある舞台・大海原を創り上げるため、おだやかなさざ波、オールが巻き上げる水しぶき、船体や岩に当たって砕ける波など“たえず形を変える水”を、視覚効果を駆使して、リアルでありながら実物とは微妙に違う様式化された水に仕上げた。デザインが決まったら、高度なシミュレーションや数値の算定を行い、映像が完成するほどのこだわり様だ。

大海の大部分はデジタル映像だが、一部のシーンは俳優を潜水させて撮影した実写。撮影はロンドンにある映画撮影所リーブスデン・スタジオにて、大型の水槽を設置して行われた。

ザック・スナイダーからバトンを受けたノーム・ムーロ監督は、「撮影から戻ってすぐに、自宅にあった緑色のものは全部かたづけた(笑)。実際には海上で起きている大作を、サウンドステージで作っていたわけだから、かなりの想像力を要する。ビジュアル的に複雑な部分が複数あったと同時に、キャラクターたちに、どのようにして命を吹き込んでいくかという複雑さもあった。素晴らしいキャスト陣が命を吹き込んでくれたよ。小さなステージだったのに、海のど真ん中にいると想像しなくてはならないんだからね。精神的にも、肉体的にも、実際にそれを演じてくれていた」の撮影当時の苦労を振り返る。

製作は前作でメガホンを取った巨匠ザック・スナイダー。監督には新鋭ノーム・ムーロが抜擢され、ビジュアル表現はフレッシュにパワーアップ。「シン・シティ」の鬼才フランク・ミラーによる原作グラフィック・ノベル「クセルクセス(Xerxes)」を、独自の世界観はそのままに“2014年の映画”の最先端をいく映像表現へと鮮烈に昇華した本作は、全米では初登場1位の大ヒットスタートで迎えられている。

映画「300<スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜」は6月20日(金)丸の内ルーブルほか全国ロードショー。

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