“愛”注がれ捨て犬の表情変化、険しさ薄れ穏やかになったピットブル。

2014/03/27 19:38 Written by Narinari.com編集部

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昨年のクリスマスを間近に控え、世間が華やかな雰囲気に包まれていた頃、米ロサンゼルス郊外の野原で、1頭のピットブル犬が厳しい日々を生き抜いていた。後にギデオンと名付けられるこのピットブル犬、近隣の住民たちに餌をもらいつつ、人を避けながら孤独な生活をしていたという。そんな彼が動物保護団体のスタッフにより病院へと運ばれ、献身的に接してくれる医師や保護団体スタッフと過ごしているうちに、態度や表情にも変化が現れた――そんな一連の経過を紹介した動画がYouTubeで公開され、話題を呼んでいる。

その動画は、3月19日付で投稿された「A Sick Homeless Pit Bull Gets Rescued & Makes Inspiring Transformation! PLEASE SHARE」(http://www.youtube.com/watch?v=O0IqNFsbusc)。ロサンゼルスで虐待されたり捨てられたりした犬を保護する活動を行っている団体「Bill Foundation」が投稿したもので、運営者の1人であるアニー・ハートさんが撮影したものだ。冒頭はハートさんがギデオンの保護に向かうシーンから始まる。

動画やハートさんのFacebookによると、ギデオンを保護したのは昨年12月22日のこと。数か月前から捨てられた状態で、「病院へ行く必要がありそうなピットブル犬がいる」との連絡を受けたハートさんが、仲間の女性と共にロサンゼルスから3時間ほど離れた場所にいるギデオンの元へと向かったという。そこは、周りに草木やゴミとがれきの山もある荒地の中。1脚のイスだけが入った物置のような小屋の前に佇んでいたギデオンは当初、ハートさんらが離れた場所から投げる餌には食いつくものの、近づこうとすると避けるように近くの民家へと逃げてしまった。

感染症から顔はところどころ傷つき、座っても伸ばした前脚の震えが止まらないギデオン。ハートさんらはじっくり彼との心の距離を縮めて保護に成功すると、そのまま活動を共にする別の保護団体が運営する病院へと彼を運んだ。診察の結果、複数の感染症を患い、深刻な状態だったというギデオン。それから、7週間の予定で入院し治療を受けることになったそうだ。

しかしその間、ハートさんや病院スタッフから“数トン分もの愛”を受け、甘やかされて過ごしたというギデオン。すると、出会った時は人間を避けていた彼の態度も、体の回復に合わせるかのように変化を見せたという。動画では、1週ごとにきれいになっていく顔の状態の変化と、スタッフへすり寄って嬉しそうな表情を見せる彼の姿を最後に紹介しているが、ハートさんが彼の気持ちの変化に気付いたのは3週目頃のこと。積極的にアプローチを試みる彼女に、その時初めて「キスしようとしてくれた」そうで、まだ感染症が完治していないとあって実際にキスできなかったのが「悲しかった」という。

その分、治療が終わった後に「何百回ものキス」をもらい、「信用してくれてありがとう」と話しかけたというハートさん。今では幸せそうにしている姿を見て、彼が「再び愛を学んだ」と感じているそうだ。

そんなギデオンの動画を公開した後、彼女の元には世界中から「すごい反応」が寄せられているそうで、多くの人が彼に関心を持っている様子。現在、新たな飼い主を探している最中だそうだが、ギデオンにはこれから目一杯、愛に溢れた幸せな時間を過ごしてもらいたい。

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