桑田佳祐“ひとり紅白”に奇跡、55曲の収録許諾得てまさかの映像化。

2014/02/20 04:01 Written by Narinari.com編集部

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サザンオールスターズの桑田佳祐(57歳)が昨年実施した、AAA(Act Against AIDS)ライブ「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」が映像化され、3月12日に緊急発売が決定した。

「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」は、発表と同時に大きな反響を呼び、チケットが秒殺で売り切れた、桑田にとって4年ぶりのAct Against AIDSのコンサート。例年、AAAコンサートは、あくまでもエイズ啓発のためのチャリティイベントであるという性質から、商品化が検討されることは稀だ。そのため、ファンにとっては実際にこのステージを生で観るということがとても貴重な体験となっている。

今回は特にステージ前半、桑田扮する総合司会の「甘皮静夫」が、会場に映し出された映像の中で「中西!なんでもDVDで売っちゃうんじゃないよ、ライブやるたびに!」と、冗談まじりに自身のチーフ・マネージャーをたしなめる場面があったことなどからもわかるように、映像化の可能性は桑田・スタッフともに、まったく考えていなかったという。

しかし後日、報道などで公演の模様の一部が放送され、約4時間にもおよぶ大ボリュームのステージだったことなど、その内容が明らかになると、当日会場に行くことが叶わなかったファンからは、その映像化を求める声が殺到。

桑田にとっても、実際に4日間のステージが終わってみると、自身の血肉となった選りすぐりの新旧の名曲を歌い上げた会心のステージとなったため、そんなファンから寄せられた無数の熱い声に背中を押され、映像化の検討を昨年末より急遽始めた。

ただ、いざ現実的に検討を始めると、今回も55曲にもおよぶ、新旧さまざま、ありとあらゆる歌手や作曲家・作詞家が関わっている曲、しかもそのひとつひとつが押しも押されもせぬ名曲ぞろいというだけあって、当初はすべての曲の収録許諾を取ることは不可能と思われた。

とは言いつつ、この「ひとり紅白歌合戦」は、選曲はもちろんのこと、紅組、白組と歌を交互に歌っていくという制限があるため、その曲順や対決の妙まで含め、桑田が少ない時間の中で練りに練って作り上げたステージだ。一曲でも欠けてしまうと、せっかくの完成されたステージの素晴らしさが半減してしまう。

そんな桑田の意志や、ステージ全体の素晴らしさを、すべての関係者に理解してもらえたことに加え、Act Against AIDSの趣旨についても快く同意を得たことで、ついにこの奇跡のようなラインアップが、すべて映像化され、日本中数多くの音楽ファンのもとに届けられる運びとなった。

特に、レディー・ガガの「Born This Way」などは、桑田がレディー・ガガならぬ、ジジイ・ガガという老人に扮するコスプレで、2020年に開催が決まった東京オリンピックをモチーフにしながら、世界の平和を願う歌に仕立て上げるという絶妙な演出だった。そんな奇抜な演出を、海外の超ビッグ・アーティストであるレディー・ガガがOKしたことは、やはり素晴らしい音楽は国境をも越えるということを改めて示している。

いずれにしても、藤山一郎や高峰秀子から始まり、中島みゆき、尾崎豊、ユーミン、槇原敬之、西城秀樹、由紀さおり、坂本九、ちあきなおみ、ザ・ドリフターズ、沢田研二、アン・ルイス、小泉今日子、島倉千代子、北島三郎、美空ひばり……と、現実には絶対に一堂に会することができないラインアップで、その名曲の数々を一気に楽しめるということでは、文字通り「奇跡の映像化」と言えそうだ。

「日本歌謡史」との意味合いで鑑賞することもできる、後世にもマスターピースとして残っていくような作品となることは間違いない。

なお、AAAの精神の則り、過去2度の映像化同様、作品の収益金の一部はAAA事務局(http://www.actagainstaids.com/)を通じてさまざまなエイズ啓発活動に使用される。


☆「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」概要

発売日:2014年3月12日(水)
価格:Blu-ray(1枚)/DVD(2枚組) 各7,350円(税込み)
◎全55曲完全収録
◎全編完全オリジナル編集
◎全曲歌詞字幕ON/OFF機能付き
◎ミニポスター封入
◎Blu-ray高音質(96kHz24bit)収録

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