体張った命知らずのラリー選手、“勝利にこだわる走り”に苦言も。

2013/09/07 14:47 Written by Narinari.com編集部

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勝負の世界に生きる者なら、最後の最後まで諦めない気持ちを持ち続けるのは鉄則なのかもしれない。しかし、先日アルゼンチンで行われたラリーで同じ車に乗って出場した2人の選手は、主催者が苦言を呈したほどの“勝利にこだわる走り”を見せたそうで、その一部を撮影した動画が注目されている。

話題を呼んでいるのは、9月1日付でYouTubeに投稿された「Rally de Campo Viera - Misiones」(http://www.youtube.com/watch?v=eTw8STRo6CU)という動画。英紙メトロやアルゼンチン紙ラ・ボス・デル・インテリオールによると、映像は9月1日にアルゼンチン北東部のミシオネス州カンポ・ビエラで行われたラリー中に撮影されたものだという。

動画は、真っ直ぐ伸びた直線コースを1台の車が砂埃を巻き上げながら、遠くから近づいてくるシーンからスタート。やがて車が目の前のカーブを通り過ぎた時、見守っていた観衆からはおかしな走りを見せていった車に対して歓声が上がった。その車には、運転席にいた選手のほかに、フロントのボンネットを上げてエンジン部分に座っている選手がもう1人いたのだ。状況からしてハンドルを握る選手も前がよく見えないはずだが、2人はそれでも危険を冒しながら走行を続けていた。

実はこの直前、突然アクセルがうまく機能しないトラブルに見舞われ、リタイアの危機に陥っていたという2人の選手。そこでナビゲーターを務めていたレーサーがボンネットを開けてエンジンに直接乗り、手を使って車の加速操作を行っていたそうだ。エンジン上で不安定な姿勢を余儀なくされながらも、車のスピードは時速100キロに達し、800メートル先のポイントまで何とかたどり着くことができたという。

途中で投げ出さない気持ちは大切とはいえ、さすがに彼らの行動は同じ関係者の間でも驚かれたようで、主催者側の関係者は「考えるまでもなく危険な行為」と苦言を呈したとのこと。ただこの関係者は、今回の行為で彼らに「何らかのペナルティを科すような規則はない」と話しており、“走らせ方”はどうあれ、きちんと走行扱いになるようだ。

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