グランド・マスター極秘映像、チャン・ツィイーらが語る撮影の裏側。

2013/05/29 03:53 Written by Narinari.com編集部

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ウォン・カーウァイ監督が構想17年にもおよぶ年月をかけた待望の最新作「グランド・マスター」。激動の20世紀初頭、時代に抗い、運命を切り開こうとしたグランド・マスターたちの愛と宿命の闘いを、壮絶なアクションと想像を超えた映像美で描いたエンターテインメント超大作だが、このたび、撮影の裏側や監督・キャストインタビューがあわさった極秘映像(http://www.youtube.com/watch?v=AArv0UsrcuI)が解禁された。

「グランド・マスター」の構想は、1996年に始まる。「ブエノスアイレス」の撮影中、カーウァイ監督はアルゼンチンの駅の売店に陳列された、2つの雑誌の表紙に目が留まったという。一つは毛沢東、もう一つはブルース・リー。死後20年も経っているブルース・リーが今や世界的なアイコンになっていることに興味をひかれ、「ブルース・リーの物語を撮りたい」と強く思ったとカーウァイ監督は語る。

しかし、一つ問題があった。それは「すでに多くの人が彼の伝記映画を撮っている」ということ。そこで「彼の師匠はどんな人物なのか、育てた人を描いてみようと思った」と、ブルース・リーのただ一人の師、イップ・マンを描くことになった経緯を振り返る。そこから監督はリサーチを重ね、何人ものグランド・マスターにインタビューを行い、正統派のカンフー映画を作ろうと構想を固めていった。

アジアから世界のトップスターに上りつめた、トニー・レオンとチャン・ツィイー、さらに彼らをも威圧する鋭利な存在感を放つチャン・チェンが、4年間におよぶトレーニングに身も心も捧げて本格的な武術を披露していることでも話題の本作。実践で鍛え抜かれたリアルな拳術と優美さを追求した武闘シーンを演出するため、「マトリックス」「キル・ビル」シリーズのユエン・ウーピンが武術指導を行った。

「『グランド・マスター』はほかのカンフー映画とはまったく違う。ウォン・カーウァイは純粋な格闘を求めた」と言い、トニーが訓練の成果を見せるべく、スタントなしでアクションをこなす姿が映し出されている。

構想17年、準備期間8年、撮影3年と、通常の映画撮影ではありえない時間をかけて完成された本作は、セットの数も未だかつてない数となった。金の塔を作るのに木材は手掘り、手すりには金箔、そして制作期間には1年以上かけている。チャン・ツィイーは「この豪華さを説明するには、『見事』という言葉では足りないくらいね」と語る。

さらに、セットだけでなく衣装にも注目だ。ひと際目を引く、絢爛豪華な衣裳は、カーウァイ監督の「花様年華」「2046」などの作品で衣裳、美術セットを手掛けてきたウィリアム・チャンがデザイン。当時の華麗な服装を再現するべく3年の月日をかけて世界から集めたボタンや生地、刺繍糸を使った衣裳を製作した。

映画「グランド・マスター」は5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー。また、30日(木)のプレミア試写にはトニー・レオンとカーウァイ監督が出席する予定だ。

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