“街角のピアノ”に悲しい結末、通りすがりの人たちの様々な反応。

2012/12/27 15:36 Written by Narinari.com編集部

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米ニューヨーク・マンハッタンの街中に、誰かが置き去った古いピアノ。そのピアノと通りすがりの人々を撮影したスチール写真をまとめたドキュメント映像が、先日、ニューヨークタイムスのオンライン版で紹介されました。意外な場所でピアノを見付けた人々の反応を静かに描いているこの作品は、その悲しい結末と共に話題を呼んでいます。

この作品は「Solo, Piano ― N.Y.C.」(http://www.youtube.com/watch?v=YuOcqjtHTeI)と名付けられた5分ほどの短い動画。作成したのは、マンハッタン島北部ワシントンハイツに住む映像作家のアントニー・シェリンさんです。

ある日、家で仕事をしようとデスクに向かっていた彼は、どこからかピアノの音が聞こえてくることに気が付きました。そして、それはどうやら外から聞こえてくるらしい。不思議に思って窓ごしに覗くと、自宅前の歩道に、古いピアノが置き去りにされていたのです。しばらく眺めていると、通りすがりの人々は必ず立ち止まり、ピアノをまじまじと見つめ、そして実際に鍵盤を叩いてみたりしています。そんな姿を見たシェリンさんは、ピアノと人々の“交流”をカメラに収めることにしました。

こわごわとした様子で人差し指だけで鍵盤を試すように叩く人。古いピアノがなぜこんな場所にあるのか不思議そうに眺める人、犬の散歩で通りかかったらしい年配の男性、小学生ぐらいの男の子、携帯電話で写真を撮るカップルらしき男女、ピアノを押して動かそうとする男性グループまでいます。実にいろいろな人々が立ち止まっては、少しの時間をピアノと過ごして、また去っていくのです。

そうした中で、特に印象的なカップルが現れます。女性のほうがピアノを気にしているようで、あちこち覗き込み、その後、ピアノを持ち帰る相談をしている様子。しかしあまりにも重過ぎるため、2人の力では無理そうと判断し、最後は諦めたのか彼らも立ち去ってしまいました。

夜になり、真っ暗の中にポツンと残されたピアノ。そして朝を迎えてもやはりピアノはそのまま残されていました。また、この日も何人もの通行人がピアノのところで立ち止まるのですが、しばらくすると悲しい展開が……。

最後の出来事を含め、ストーリーすべてが淡々と語られていく「Solo, Piano ― N.Y.C」を観た人たちからは、多くの「泣かされた」といったコメントが寄せられています。結末ははかなく感じるものの、やはりジーンとさせられるこの作品。みなさんもぜひ一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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