動画話題の“盲目の猫”に栄冠、猫動画の米コンテストでグランプリ。

2012/11/23 13:14 Written by Narinari.com編集部

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かわいらしい姿と行動で、多くの人に愛されている猫。動画サイト上には自慢のペットを撮影したものなど数多くの動画が公開され、日々世界中の猫好きたちの心を癒している。そうした中で先日、猫動画のグランプリを決めるコンテストが米国で開催。応募作品は約1,400本にも及び、一般ユーザーからの投票などで厳正に審査が行われた結果、11月15日に受賞作品が発表された。

米ニュースサイトのハフィントンポストなどによると、この企画は、米ネスレ・ピュリナ社主催の猫動画コンテスト「ザ・フリスキーズ」。日本でもCMでおなじみのキャットフードの名前を冠したイベントで、米国の一般投稿者が撮影した猫動画の中から、一番の作品を決めようという試みだ。エントリー締め切りの10月12日までに寄せられた応募作品は約1,400本。その中から「猫らしさ」「ユーモラス」など4つのカテゴリー別に3作品ずつ、計12作品が最終候補として選ばれ、一般ユーザーの投票や審査員による選考の末に、グランプリ作品が決められた。

その栄冠に輝いたのが、ネブラスカ州オマハに住むミック・シュドフスキーさんが撮影した「Oskar's First Toys」(http://www.youtube.com/watch?v=U0vIdvJIjGk)という作品。もともとは、シュドフスキーさんが2011年10月14日付でYouTubeに投稿し、405万回超の再生回数(11月22日現在)を記録している動画「Oskar the Blind Kitten and His First Toys」(http://www.youtube.com/watch?v=lNpeTCEPrRk)が元になっており、主人公は当時家に引き取って飼い始めたばかりの盲目の猫、オスカーだ。

すでに猫を1匹飼っていたシュドフスキーさん夫妻は、2匹目を飼おうと探している際に、コミュニティサイトでオスカーの引き取り手募集の告知を見つけた。そしていざオスカーを確認しようと足を運ぶと、そこで初めて、生まれながら目が見えないという事実を知ることになる。もし夫妻が引き取らなかったから、オスカーに待ち受けている運命は「キツネやコヨーテが現れる」(米ニュースサイトMSNBCより)農場か、動物保護センター行きのどちらかでほぼ間違いなかった。しかし、「どちらも受け入れられなかった」2人は、抱き寄せると安心したようにくつろぐオスカーの姿を見て、彼を飼うことに決めたそうだ。

今回の動画が撮影されたのは、そんな彼が家にやって来て間もなくの2011年7月頃。横たわっていたオスカーに鈴が入ったボールを与え、その反応を撮影したものだ。初めて触れるおもちゃに興味を持ち、全身で戯れるオスカー。やがて転がしては音がするほうへ追いかけるなど、ボールに夢中になり始めたオスカーは、とても目が見えないとは思えないほど元気に飛び回っている。その様子に多くの視聴者が心を動かされ、累計400万回を超える再生回数へと繋がったようだ。

コンテストの授賞式では、グランプリトロフィーを受け取ったシュドフスキーさんが「(たとえ盲目でも)普通の環境で彼らは生活できるんです」と話し、オスカーのような動物が1匹でも多く引き取られることを切望。ハンディを持っていたとしても、人間が愛情を持って飼育する必要性があると訴えたという。ちなみに、1歳になったオスカーは今も元気に成長しており、家の先輩猫“クラウス”にも見守られながら仲良く生活しているそうだ。

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