沖合の岩場で怯える犬を救出、ボート乗りの男性が“海に犬”に驚く。

2012/10/23 15:43 Written by Narinari.com編集部

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33歳の英国人男性チャーリー・ヘッドさんは、ボートで大西洋を横断する挑戦を計画し、今年7月から英南西端の岬ランズ・エンドを出発してロンドンを目指す予行演習を行っていた。そして目的地も間近に迫って来た先日、意気上がる彼の眼が捉えたのは、普通に考えれば海には決していない動物の姿。海面にわずかに顔を出していた岩場の上で、なぜか1匹のシーズー犬が佇んでいるのを発見したため、彼は進路を変えて岩場へ近づき、犬を救出した。

英紙デイリー・メールやサンなどによると、ヘッドさんが岩場で犬を発見したのは10月15日のこと。大西洋横断に向けての予行演習に入った彼は、7月にランズ・エンドを出発した後、英本土の南側から東へと周り、「約600マイル(約970キロ)」先のロンドンを目指していた。「野宿や友人の家に泊まる」などして、毎日着実に訓練を重ね、出発から3か月経った15日には南東部のケント州沖に到達。ゴール地点のロンドンが間近に迫り、予行演習も最終盤に差し掛かったこの日、「自分の目を疑う」光景に出くわしたという。

彼が目撃したのは、海上の岩場でただ1匹佇んでいたシーズー犬。わずかに顔を覗かせている岩場の辺りはちょうど潮が満ちてくるときで、「10分もすれば、水の中に沈む」と状況を把握した彼は、進路を変えて岩場へと向かった。その瞬間からの様子は、彼の頭に装着していたビデオカメラで撮影され、YouTubeにも公開されている。

その動画が、10月17日付で公開された「Puppy rescued from the sea by paddle boarder」(http://www.youtube.com/watch?v=fB4bVGrgzY0)。周りを海に囲まれ「どうしようか困っている様子で、完全に怯えていた」犬に近づいたヘッドさんは、「OK、OK」と何度も声を掛けてボートに乗せようと試みる。すると、最初は怖がっていた犬も「助けてくれると理解したようで」彼のボートに乗り込み、救出は成功。しかし、まだ混乱している様子の犬に、彼が必死にあやしながら体を手でさすって落ちつけせると、やっと恩人に心を開き始めた犬は、彼の足元に顔をすり寄せて信用した態度を見せ、その後はじっと大人しくなった。

犬を乗せたヘッドさんは、すぐに近くのケント州カンタベリーにあるホテルへ立ち寄って対応を依頼。承諾したホテル側が動物保護センターへと運び、装着されていたマイクロチップから、犬は「バンバン」という名前と分かり、所有者の身元も判明した。「バッグで持ち歩けるくらい」の小さなバンバンが、岩場で1匹恐怖に耐える状況に陥っていたのが未だに「信じがたい」と語るヘッドさん。しかし、バンバンを救出できたことを「素晴らしい」と話した彼にとっては、もうすぐゴール予定の予行演習にも、ラストスパートに力を与えてくれる、良い出来事となったようだ。

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