21年間毎日息子撮り続けた父、約7,500枚の写真を愛情たっぷりの動画に。

2012/10/20 09:22 Written by Narinari.com編集部

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いつ見ても、過去の姿を鮮明に留めておいてくれる写真。今のようにビデオが当たり前ではなかった時代、何かイベントがあるたびに、いつになっても思い出が蘇るよう、親はカメラを我が子に向けたものだ。しかし、中には他人が驚くほどにマメな親もいる。英国のある男性は、息子が生まれたときから21歳までほぼ毎日カメラを向け続けてきたそうで、最近これまで撮りためた約7,500枚の写真を整理しようと、写真を繋いだ約6分の動画を制作。YouTubeに公開したところ、大きな反響を呼ぶことになった。

英紙ヨークシャー・イブニングポストや英放送局ITVなどによると、この動画は9月26日付で公開された「21 Years」(http://www.youtube.com/watch?v=d-4i2ZlqLsI)。投稿者は、ノースヨークシャー州ハロギットで暮らす56歳の男性イアン・マクロードさんで、映像の主役は彼の息子で21歳の大学生、コリーさんだ。

息子が生まれた21年前、彼は飲み物を口にしているときに毎日カメラを向けようという「バカなアイデア」を思い付いた。当初は「2年くらいは続けられるだろう」との軽い気持ちで行っていた父だったが、やがて息子が「辞めたらガッカリしないだろうか」と義務感に駆られるようになり、結果的に現在まで毎日カメラを向け続けてきたそうだ。一方で父の想いに巻き込まれ、修学旅行など1人で出かける際も父のカメラを必ず持たされていた息子は、正直うんざりだった様子。しかし「16、7のとき」になって、父の続けてきたプロジェクトに初めて感謝の気持ちが芽生えると、以降は自ら協力してカメラに収まり始めたという。

そんな息子も、今年で21歳。撮りためた写真は、「70冊以上のアルバムに7,500枚」もの量となった。そこで昨年、父は「ずっとごちゃ混ぜだった」写真の数々を3か月かけて成長順に整理。「(プロジェクトを)始めたときには存在しなかった」YouTubeを活用し、写真を繋げた息子の成長動画を作ろうと考えた。途中、フィルムが切れたときや「チリ旅行でカメラを失くした」ときの姿だけは残せなかったが、それでも息子を撮れなかったのは21年のうちの「全部で約1か月分くらい」と微々たるもの。21年間、ほぼすべての彼を見返せる映像が出来上がった。

始まりは、お腹の中のエコー写真から。生まれて間もないあどけない息子の姿は、その後BGMのスピード変化に合わせてめまぐるしく変化し、あっという間に赤ちゃんからかわいい少年へ、そして精悍な青年へと変わっていく。わずか6分足らずで、モデル顔負けのかっこいい現在の姿までの成長ぶりが分かる動画の最後は、21歳の誕生日を迎えたときの写真。バースデーケーキを手に持ったショットから動き出すように、ろうそくの火を消す映像が挿入され動画は終了する。

父の執念が実を結んだこの動画は、英国だけでなく海外メディアでも広く紹介され、再生回数は360万回を超す(10月19日現在)注目作品に。思いもよらない反響に、2人も非常に驚いているという。現在では父のプロジェクトを引き継ぎ、自ら学校でカメラを向けているというコリーさんも「続けたほうがいいと思っている」と話しており、彼の成長記録はこれからもまだまだ増えていきそうだ。

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