ゾンビの蘇生措置で女性救命、“オチ”もあるユーモアなPR動画が話題。

2012/10/16 14:01 Written by Narinari.com編集部

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もしも目の前で人が倒れたとき、落ち着いて、適切な対応を取れる自信はあるだろうか。病院や自動車の教習所などで心臓マッサージや人口呼吸の仕方は学んだ、という人も少なくないだろうが、実際にそうしたシーンに直面する機会はほとんどないだけに、いざとなったら慌ててしまう人は多いかもしれない。そんな蘇生措置の重要性を訴えるカナダの財団はこのほど、多くの人に心臓マッサージの仕方を覚えてもらおうとキャンペーンを展開。併せて、見るだけでも面白いPR動画が公開され、注目を集めている。

カナダ紙トロント・スターなどによると、キャンペーンを展開しているのは、蘇生に関する研究や一般への普及などを目的に活動している、カナダ心肺蘇生財団。トロントがあるオンタリオ州では、心臓発作で倒れて病院へ運ばれる人が年間7,000人おり、そのうち助かるのはわずかに「5%」に留まっているという。一方で米国の街シアトルは「北米で最も心臓にとって安全なコミュニティの1つ」として知られ、生存率は16%に上るそうだ。そこでカナダ心肺蘇生財団では、倒れた人の生存率をもっと上げようと、オンタリオ州で心臓マッサージの仕方を市民に教えるキャンペーンを、11月末までの2か月間の予定で開始した。

そのキャンペーン目的を多くの人に知ってもらおうと制作されたのが、10月4日付でYouTubeに公開された「#TheUndeading」(http://www.youtube.com/watch?v=ApmPQDAzYyM)という動画だ。舞台は、荒廃したとある大都市。街中に1人取り残された女性は、迫るゾンビから助かる道を模索して逃げ惑い、ついには細い路地で転んだところを襲われてしまう。幸い目の前にあった金属パイプを手にして、ゾンビを倒した女性だったが、気付けば道の両サイドから大勢のゾンビが襲来。ところが、最大のピンチに陥ったと思われた女性に、思わぬハプニングが起きる。

極度の恐怖に耐えきれなくなったのか、突然胸を抑えてその場に崩れ落ちる女性。すると襲っていたはずのゾンビたちは、女性の様子を見てなぜか“正しい救命措置”を始める。まずはゾンビの1人が携帯電話を取り出し、すぐに救急車を手配。さらに別のゾンビが女性の横に膝を付くと両手を組み、1秒間に2回のペースで「力強くかつ早く」心臓マッサージを始めた。そして冷静にマッサージを続けると、倒れた女性は見事に蘇生。こうして女性は、ゾンビに命を助けられた――というストーリーなっている。

「多くの人が行動に移せないのが、とても深刻な問題」と話すのは、財団の責任者マーク・ホランドさん。心臓発作を起こした人へ迅速なマッサージを行うのが「助けるための唯一の方法」とするだけに、少しでも正しい知識を覚える人が増やせれば、その分倒れた人の生存率も上げられると期待を示している。財団では、今後ハロウィンも含めた様々なイベントを開くとし、中でも1万人の講習者を集め、一度に心臓マッサージの訓練を行うギネス記録挑戦の準備に力を入れているそうだ。

この動画を見ておけば簡単に面白く適切な方法を学べるのは間違いなし。最後に待ち受ける“オチ”も含めて、ぜひ一度動画をご覧になってはいかがだろうか。

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