市販薬の副作用は風邪薬が1位、死亡例や後遺症となったケースも。

2012/09/04 11:24 Written by

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厚生労働省は8月29日発行の「医薬品・医療機器等安全性情報」で、2011年度までの5年間に市販薬(OTC)メーカーから報告された副作用に関する情報を公開した。それによると、OTCの重篤な副作用に関する報告は1,220例、年間平均250例前後寄せられており、最も頻度が高いものは総合感冒薬(風邪薬)、次いで解熱鎮痛消炎薬(痛み止め)、漢方製剤が上位を占めていた。


◎死亡例や後遺症例も

安全性情報で示された2007〜11年度の5年間のOTCの種類による副作用症例数は、総合感冒薬が404例と最も多く、解熱鎮痛消炎薬が243例、漢方製剤が132例、禁煙補助薬が70例だった。

このうち、総合感冒薬の12例、解熱鎮痛消炎薬の4例、漢方製剤の2例で死亡が報告。死亡当時の状況として、総合感冒薬では薬疹のうち最も重症な中毒性表皮壊死融解症やスティーブンス・ジョンソン症候群の他、肝障害などが、解熱鎮痛消炎薬では急性脳症などを引き起こすライ症候群、代謝などに異常を来す代謝性アシドーシスなどが、漢方製剤では間質性肺疾患が記されている。

また、後遺症となった副作用が総合感冒薬で8例、解熱鎮痛消炎薬で2例、カルシウム薬で2例報告されていた。

厚労省は「一般用医薬品の副作用に対する社会的認知度が低いため、医療用医薬品の副作用よりも発見が遅くなる恐れがある」とし、薬剤師やOTC販売者、使用者、医療従事者らに対し、自覚症状に関する周知や、症状があった場合の早期発見に努めるよう呼び掛けている。

※この記事(http://kenko100.jp/news/2012/09/03/02)は、医学新聞社メディカルトリビューンの健康情報サイト「あなたの健康百科」編集部(http://kenko100.jp)が執筆したものです。同編集部の許諾を得て掲載しています。

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