火災から少年救出の動画称賛、吹き上がる黒煙と炎のそばで決死の行動。

2012/08/31 16:08 Written by Narinari.com編集部

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サウジアラビアでは今年3月、あるアパートの火災現場で、10代の若者2人が2階の室内に閉じ込められた11歳の少年を助けようと決死の救出活動を行い、同国内で大きな話題となったそうだ。そして最近、米情報サイト「RightThisMinute.com」が救出活動を捉えた動画と共にこの話題を紹介し、今度は勇気ある若者たちの行動に米国から称賛の声が上がっている。

「RightThisMinute.com」は、若者向けに身近なニュースの解説やネットの興味深い動画の紹介などを行い、番組として米国の一部テレビ局でも放送されている情報サイト。昨年9月の運営スタート以来、注目度を高めつつあるこの情報サイトの紹介で話題になっているのが、YouTubeに8月14日付で公開された「Man Saves Kids Life from Burning House」(http://www.youtube.com/watch?v=SHyn1nbpwPg)という動画だ。

動画は、もともと今年3月にサウジアラビアの投稿者が公開した映像をコピーしたもの。UAEニュースサイトのエミレーツ24/7によると、紅海に面したサウジアラビア第2の都市ジッダで発生した火災現場で撮影されたという。2分あまりの動画は、黒煙と炎が勢いよく横から吹き出る3階建てアパートの壁を上り、2階の部屋の窓を壊そうとしている若者2人を捉えたシーンからスタート。中に閉じ込められた子どもを出そうにも、細かく施された格子が邪魔なため、2人は必死に窓枠を壊そうと頑張っている。

2人がいる場所からは煙や炎は見えないものの、すぐ脇からは2階からも3階からも勢いよく火が吹き出ており、一刻を争う状況なのは明らか。1人の若者が辛うじて乗るほどの狭い足場に立ち、懸命な作業を続けていると、動画が始まって1分半頃に邪魔だった窓枠がようやく外れ、下で見守っていた大勢の市民から歓声が上がる。すぐに中から11歳の少年が助け出され、若者は仲間と協力しながら少年を下へ降ろして事無きを得たそうだ。

動画を見た多くの人たちは若者の行動に驚かされているようで、YouTubeのコメント欄には「偉大なのは神ではなく、彼らだ」「素晴らしい行動」など称賛の声が並び、中には「フェイク」と疑う声も少なくない。しかし若者の救出活動は実際にあった出来事で、4月30日には活動の中心を担った2人に対し、サウジアラビアのアブドラ国王が「英雄的な行動だった」と称え、100万リヤル(約2,100万円)ずつ報奨金を送ったとされている。

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