機内で水着美女のショー実施、大きな宣伝になるも航空会社に罰金命令。

2012/08/13 06:37 Written by Narinari.com編集部

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日本でも運航が始まり、世界ではすでに各地で多くの人に利用されている格安航空は、徹底したコストカットと搭乗率の確保が生命線。安い料金設定に加え、さまざまな工夫で集客に結び付ける努力が不可欠だ。先日、新規路線の運航を始めたベトナムの航空会社では、乗客たちを喜ばせようと水着美女によるダンスショーを実施。多くの乗客がカメラを構えて楽しんでいる様子を撮影した動画も公開され、大きな宣伝にも繋がったようだが、これがきっかけで当局から処分が下る“おまけ”もついて来たという。

英紙デイリー・メールや米放送局ABCによると、イベントを実施したのはベトナムの格安航空会社ベトジェットエア。同社は2011年12月からスタートしたばかりの新規参入組で、今はいかに多くの利用者に振り向いてもらえるかが重要なポイントとなっている。そこで8月3日、新規路線の初飛行上で話題作りとなる機内イベントを用意した。

そのイベントの様子を収めたのが、ベトジェットエアが8月5日付で投稿した動画(http://www.youtube.com/watch?v=12uQGvUAFcI)だ。ホーチミンと南部の都市ニャチャンを1時間で結ぶ新規路線の運航初日となる8月3日、「海岸沿いの街」ニャチャンをイメージして、さまざまなミスコンの優勝者を集めた水着ダンスショーを機内で行ったという。ショーは、乗客へのサプライズとして安定飛行に移ったタイミングで開始。わずか3分という短いイベントにも関わらず、突然現れたビキニとパレオを纏った美女たちに、多くの人がケータイやカメラを向けて撮影し、大いに楽しんでいる。

ベトジェットエアでは、今回のイベントについて「サービス向上に向けて、乗客に楽しんでもらおうと考えたアイデア」と説明。乗客の評判は上々で、イベントは大成功だったようだ。また、公開された動画もSNSなどを通じて多くの人に閲覧されるほどベトナム国内で話題となり、同社にとってはイメージアップに繋がる格好の宣伝材料にもなった。

ところが、動画が話題になったことでお叱りを受けることに。ベトナム航空局がイベントを知って「航空規則に違反した」と、同社に「2,000万ドン(約7万5,000円)」(英放送局BBCより)の罰金命令を下した。当局は、このショーを「運航に支障をきたしかねない、航空会社の重大な判断ミス」として問題視したという。

これに対しベトジェットエア側では、安定飛行を確認してから行った上、乗客が使ったケータイも「ムービーモードだけだった」と説明。安全性に影響を及ぼさないと判断したと反論しているが、規則違反と認められた以上、処分の撤回は難しそう。空の旅では安全性が最も重要視されるだけに、規則に違反するイベントを行ったのは軽率と言わざるを得ないが、今回の騒動は欧米でも大きな注目を集めただけに、結果的に同社としては大きな実利を得た格好と言えそうだ。

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