ピカソの絵に落書きして逃走、YouTubeには犯行の様子を収めた動画も。

2012/06/20 08:34 Written by Narinari.com編集部

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数多くの名作を生み出してきた偉大な芸術家の1人、パブロ・ピカソ。そんなピカソの作品に、白昼堂々落書きをした男が現れた。この男、美術館に展示されていたピカソの作品に近寄ると、素早くスプレーで“征服”を意味するスペイン語などを落書きして逃走。そして、その様子を偶然捉えた動画がYouTubeに公開されたことから、米国で大きな話題を呼んでいるようだ。

米放送局NBC系列KPRC-TVや米紙ヒューストン・クロニクルなどによると、男が現れたのはテキサス州ヒューストンにあるメニル・コレクション美術館。関係者の話では、美術館側が被害に気付いたのは「6月13日の午後」だったという。1987年から所蔵し、展示していた1929年の作品「Woman in a Red Armchair」が落書き被害に遭っていたことを警備員が発見。作品はすぐに外して修復作業を行ったが、現在は再展示するかどうかを検討している段階だ。

この事件は6月13日付で、男が犯行に及んだ瞬間が撮影された動画「Conquista la Bestia」(http://www.youtube.com/watch?v=dhDgxNsLzgM)もYouTubeに投稿され、さらなる注目を集めている。撮影したのは偶然居合わせた男性とされ、匿名を条件にKPRC-TVの取材に応じているが、当時、スマートフォンで撮影した理由を「躊躇なく絵に近付いて行った男がカッコよく思えて」と話している。

動画を見ると、男は絵に歩み寄った直後に作品へスプレーを噴射。撮影者は男が立ち去った後に作品へ近付いているが、そこには闘牛の絵と単語が描き込まれていることが分かる。単語は“征服”を意味するスペイン語「conquista」とされ、犯行後の男に直接理由を問いただした撮影者に対し、男は「(自分は)精力的なアーティスト」と名乗り、「ピカソの仕事に対して敬意を表すために行った」と答えたそうだ。

その後、男は逃走。美術館側はたとえ男の行動を“芸術活動”と認めても「明らかに限度を超えている、破壊的な行為だ」と非難しているものの、現在までのところ「刑事告発はしていない」そうで、静観の構えを見せている。

ただ、地元警察は「いたずら事件として捜査を始めた」と発表。現在、市民に情報提供を呼び掛け、逃げた男の行方を追っている。一方で犯行の瞬間を撮影した男性は、男を「メキシコ系米国人アーティスト」と特定したとして、動画ページ上で男の名前を公開。警察との連携については不明だが、世間を騒がせたいたずら事件の解決はそう遠くなさそうで、犯行の真意は何なのか気になるところだ。

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