事故死した仲間に寄り添う犬、道路の中央で危険を顧みずたたずむ。

2012/04/18 17:11 Written by Narinari.com編集部

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交通量の多い道路の中央で、事故死した仲間のそばを離れず、じっと寄り添い続けた犬。そんな深い情を見せた犬が米国で話題を呼んでいる。

米放送局KTLA-TVなどによると、この一件があったのは4月11日のこと。カリフォルニア州ラ・プエンタの通りで、1頭のゴールデン・レトリバーが不運にも事故に巻き込まれてしまった。しかし、飼い主がそばにいるわけではなく、動かなくなった後にすぐ誰かが駆けつけるというような状況にはならなかったようだ。

すると、道路で放置状態となった犬の亡骸のそばに、1頭のラブラドール・レトリバーが出現。動かなくなった犬に寄り添い始めると、目の前を多くの車が通り過ぎていく状況の中、仲間を守るようにじっと佇んでいたという。その行動は目撃した多くの人も胸を打たれたそうで、ある男性は2頭の犬がさらに車に轢かれぬよう、周囲にパイロンを置いて保護。さらにそのシーンを撮影して、YouTubeに動画「Dog braves traffic to stick by fatally struck pal video」(http://www.youtube.com/watch?v=10PNTNt2hpQ)を投稿した。

この動画は大きな注目を集め、たくさんの米メディアが報道。仲間を思う犬の行動は、多くの人の感動を呼び、動画の再生回数は100万回を突破している(4月18日現在)。その後、ラブラドール・レトリバーは動物保護センターに引き取られ、マイクロチップが無かったことから“所有者なし”の犬として引き取り手探しが行われた。結果、現場でパイロンを立てて動画を撮影した男性が名乗りを上げたそうだ。

ところがその後、この犬を飼っていたと名乗るカップルが保護センターへ連絡。死んだ犬とは無関係だったようだが、「所有者しか知り得ない特徴」(米放送局ABC系列KABC-TVより)を知っていた点と、顔を合わせた際の犬の興奮ぶりから、カップルがラブラドール・レトリバーの飼い主と判断された。引き取りを希望していた男性は「残念だ」とコメントしたものの、犬にとっては無事に飼い主のもとへ戻れることができ、結果的には良かったのかもしれない。

しかし、カップルは「飼育登録やワクチン接種もしていなかった」(米放送局NBCロサンゼルスより)ことが発覚。2人は飼い犬が行方不明となってから毎日ネットをチェックして必死に探していたそうだが、思わぬ形でさまざまな手続き不備が判明し、今では「とても申し訳なさそうにしている」という。

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