「ゴールここ」熱烈サポが矢印、得点力不足の独クラブに懸命な応援。

2012/04/06 15:27 Written by Narinari.com編集部

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香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)や内田篤人選手(シャルケ04)など、多くの代表選手が活躍するようになり、日本人にとって身近な存在となったドイツサッカー。トップリーグであるブンデスリーガは1試合平均4万人超の観客が集まるなど、ドイツは世界でも指折りの、熱狂的なサポーターが多い国として知られている。そんなサポーターたちの情熱は、贔屓のチームがたとえ弱かろうとも関係ない。先日、4部リーグに所属するあるクラブのサポーターたちは、選手の役に立つようにと一風変わった応援パフォーマンスを繰り広げ、これが面白いと話題を呼んでいるようだ。

独紙ザ・ローカルやクロアチアニュースサイトのクロアチアン・タイムスなどによると、話題になっているのはレギオナルリーガ(4部)北部に所属する、1.FCマクデブルクのサポーターたち。3月25日時点で18チーム中最下位に沈んでいたこのチーム、その大きな原因は24試合で総得点が15という、極度の得点力不足にあった。今シーズンも終盤に差し掛かり、15位以下の降格圏を脱するには、とにかく点を取って勝つしかない。そこで、愛するチームがアウェーでベルリナーAK07と対戦した際に、サポーターたちは選手に「ゴールはここにあるぞ!」と、懸命のパフォーマンスで応援した。

その様子が、3月29日付でYouTubeに投稿された「Arrows: Frustrated soccer fans using neosigns to show players the goal *HD」(http://www.youtube.com/watch?v=FuC5BP8db6w)という動画で見ることができる。空席だらけのスタンドを走り回る1.FCマクデブルクのサポーターたちが持っているのは、色とりどりの大きな矢印。これで敵ゴールを指し続け、青いユニフォームに身を包む愛する選手たちへ「ここがゴールだ!」と教えているのだ。

さらに別角度から捉えた動画「1.FC Magdeburg - Berliner AK 1-2 Coole Pfeil Choreo 20120325.m2ts」(http://www.youtube.com/watch?v=0HhA2OQaLt8)を見ると、ボールを持つ選手の動きに合わせて、サポーターもスタンドを右へ左へと走り続けていることがわかる。時に集団となってひときわ大きな矢印を作るなど、そのチームワークも抜群だ。すると、愛するチームは前半24分に先制されながらも、後半32分に同点となる待望のゴールが決まり、このときばかりはサポーターたちも大喜び。しかし、終了間際に勝ち越し点を決められ、結局チームは1-2で敗れてしまった。

必死の応援にも関わらずまた負けてしまったチームに対し、あるサポーターは「次は盲導犬にゴールへ引っ張ってもらなくては」と大いに不満な様子。しかしそんな彼らの怒りは、しっかりと選手へ届いていたようだ。なぜなら1.FCマクデブルクは、4月1日に行われた次の試合を2-1で勝ち、得失点差で17位に浮上して最下位を脱出したから。降格圏を免れる14位との勝点差はわずかに3(4月5日現在)で、チームにとっては今が踏ん張りどころだ。懸命な応援を見せるサポーターの気持ちに応えるためにも、1.FCマクデブルクの選手達は残り試合を全部勝つつもりで頑張ってもらいたい。



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