巨大“軸なし観覧車”誕生なるか、工事一時中断で「鉄くず」の声も。

2012/04/04 14:05 Written by Narinari.com編集部

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世界にはさまざまな趣向を凝らした観覧車が存在しているが、中国では数年来、ある観覧車の建設が注目を集めてきた。それは高さ89メートルを誇る中国最大の“軸なし観覧車”。しかし、ここ半年近く工事がストップしており、開業を怪しむ声が出始めているそうだ。

この観覧車は江蘇省常州市にある紫荊公園内に建設中の「時来運轉」。一般的な観覧車に見られる中心軸がなく、リングの外側に設けられたレールの周りをゴンドラが動く仕様になっている。東京・後楽園の東京ドームシティ アトラクションズにある「ビッグ・オー」(http://at-raku.com/attractions/big_o.htm)と似た外観と考えればイメージしやすいだろう。ただ、この「時来運轉」の最頂部は地上から89メートルの地点で、「ビッグ・オー」よりも9メートルほど高い。そのため、中国では世界最大かつ国内唯一の“軸なし観覧車”として、これまで大きな注目を集めてきた。

ところが、ここに来て問題が発覚。「高さ89メートル、総工費1.5億元(約19億5,000万円)、鉄骨総重量約3,000トン」とメディアに数字を押し出して2009年6月から建設が始まった「時来運轉」だが、中国紙揚子晩報によると、昨年からさまざまな手続きが遅々として進まず、半年近く工事はストップしており、いまだ開業の目処もたっていない状況に陥っているという。「時来運轉」の誕生を今か今かと待ち望んでいた市民も多く、この現状には落胆の声も。また、中には「世界最大の鉄クズじゃないか」といった批判も出始めている。

関係者は「時来運轉」が中国初の“軸なし観覧車”のため手続きが煩雑化していると弁明しているが、中国各地では「爛尾楼」と呼ばれる資金不足で工事がストップしたビルがしばしば確認されており、市民は「時来運轉も同じ道を辿るのでは」と危惧しているようだ。しかし、その点に関して現場責任者は「このプロジェクトの資金は園林局(政府の一部門)から受けており、資金不足による工事中止なんて有り得ない」と強気の反論。手続きの問題さえ片付けば、来月には工事を再開できるとの見通しを示している。

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