素早く泳ぎ回れる“水中の翼”、新マリンスポーツ「Subwing」とは。

2012/03/18 12:39 Written by Narinari.com編集部

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海の中を自由に、そしてスピーディに泳ぎ回りたい――。ノルウェーのある男性は、そんな欲求を満たしてくれそうな新しいマリンスポーツを提唱している。彼はモーターボートなどにけん引してもらいながら楽しむボード「Subwing」を開発。このボードを使うことで、水中での“疾走感”を体験できるそうだ。

英紙デイリー・メールやカナダ紙トロント・スターによると、「Subwing」を開発したのはノルウェーの大学生、シモン・シーヴァートセンさん。彼はこのボードのアイデアを、以前、家族と出かけた地中海の周遊旅行中に思い付いた。

旅先の海でいくつかの流木を見つけた彼は、そこにロープを繋ぎ「ボートで引っ張ったら楽しいかもしれない」(Subwing公式サイトより)と想像。ただし、彼が考えていたのはボードに立って海面を滑って楽しむ“ウェイクボード”の形ではなく、水面や、特に水中を素早く泳ぎ回るイメージだった。

そこで海岸を歩き回り、ちょうど良いサイズの流木を捜索。見つけた流木を使って実際にチャレンジしてみたところ、だいたい想像していた通りの楽しさを得られたものの、「何かが物足りない」とも感じたそうだ。そのため、「どうしたらもっと楽しめるだろうか」と頭をさらに働かせ、イタリアのショッピングセンターで園芸用ホースなどを購入して流木を改良。こうして「Subwing」の原型が出来上がった。

その後、すっかり「Subwing」のブラッシュアップ作業に没頭した彼は、「1年間大学を休んで」までボード作りに励み、テストを繰り返しては改良を進め、2010年夏、完成にこぎ着けたという。完成した「Subwing」は、飛行機の翼のような薄い2枚のボードを真ん中で繋ぎ合わせたもの。2枚のボードの角度をそれぞれ変え、水流を調節することで、方向転換や回転といった動きが簡単にできる。

公式サイトでは、海の中で楽しむ様子を撮影した動画「SUBWING...underwater madness」(http://www.youtube.com/watch?v=-VgA32p_6fE)を公開。きれいな海中を、くるくるスイスイと泳いでいる姿は実に楽しそうだ。スピードが出るため、岩場など場所によっては充分注意して泳ぐ必要はあるが、彼曰く「ダイビングの経験がなくても、これなら誰でも水中の世界を楽しめる」という。

「Subwing」は、現在公式サイト上のみで販売中。カーボン素材やグラスファイバーなど素材の違う3タイプが用意され、価格は700ドル(約5万8,000円)から895ドル(約7万5,000円)だ。シーヴァートセンさんは今後、販売網を作って広く市場に売り出して行きたいと意気込んでいるそうで、「Subwing」で楽しむ人たちを見かけるようになる日も、遠からずやって来るかもしれない。

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