仏の「マックバゲット」実食レポ、バンズとたっぷりのチーズが抜群。

2012/02/18 12:22 Written by Narinari.com編集部

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仏マクドナルドは2月15日から、バンズをフランス風のパンにした「マックバゲット」の販売を始めた。「マックバゲット」は4種類の名産チーズを使用した、フランス人の嗜好を徹底的に研究した意欲的な商品。これまでもフランス人の厳しい味覚の批判に応えるべく、同社は常に意欲的な商品開発を続けてきたが、今回の「マックバゲット」はパンの味に自信を持ち始めたマクドナルドの新たな挑戦ともいえる。

「マックバゲット」は、ミシュランの本拠地もあるチーズの名産地オーベルニュ地方で作られたチーズ4種も主役のひとつ。古代ローマの文献に出てくるなど、2,000年以上の歴史を誇る「カンタルチーズ」を筆頭に、週替わりでルイ14世の愛した「サン・ネクテール」、“高貴なブルーチーズ”と名高い「フルム・ダンベール」、そしてヤギのチーズである「シェーヴル」を提供する。これらはAPOと呼ばれる厳密な規格に基づいてその名前をつけることが許される指折りのチーズ。CMでは自信ありげに、次のような言葉が語られている。

「すべての人が素晴らしいチーズを作れるわけではない。しかしすべての人が食べることはできる。そう、マクドナルドで」

ここまでフランス人の気持ちをくすぐる宣伝を見せられては、やはり実食せずにはいられない。というわけで、ナリナリドットコムのフランス特派員はさっそく食べに行くことにした。


☆「マックバゲット」のお味は?

今回の「マックバゲット」のキャンペーンでは、まず最初の週に「カンタルチーズ」と「サン・ネクテール」の2種類が登場。普段の丸いバンズではない、四角く二本の線が入ったパンは思っていたよりもかなり柔らかく、バゲットのガリッとした外側の固さはない。ふかふかとした中味のような柔らかさで、持っていると親指の跡が付くほどだ。

パンだけをかじってみると、味はほんのりと塩味を感じ、口に入れるとほどよく口溶ける。まさにバゲットの中身そのものの食感だ。焼き目もしっかりとつけられていて、温かなパンの美味しさを最大限に引き出そうという意図を感じられる。

そして、チーズのとろけ具合が食欲をそそるのは熱々だからこそ。「サン・ネクテール」は味にクセがなく、もっちりとした食感は噛みきったときに糸を引くことでも確認できる。ソースは溶けたチーズをベースにしたもので、さらにコクを出すことに成功していると言えそうだ。

一方で「カンタルチーズ」は胡椒ソースと呼ばれる定番の味付け。だからこそパテとの組み合わせのバランスが良い完成度の高い味だ。四角く形成されたバンズに、ほんの少しだけ酸味を感じる溶けたチーズが絡む。そのことでバゲットの包容力を再確認できる商品で、これはもし日本でも発売されれば、確実に人気が出るのではと思えるほどだった。

チーズの味の違いは、ひょっとすると日本人には区別は難しいかも……? と思っていたが、この2種類だけでもそれぞれ個性の違いを感じられるので、今後登場するブルーチーズ(「フルム・ダンベール」)やヤギチーズ(「シェーヴル」)などでは、さらに味のバリエーションが出るはずだ。

フランス・マクドナルド社は2009年に全粒粉バンズの「ビッグマック」販売を皮切りに、昨年1月にカンタルチーズを利用したハンバーガー「マック・カンタル」、同2月に高級牛肉であるシャロレ牛を利用したハンバーガー、そして同9月にはバゲットの販売を開始するなど、パン好きのフランス人へ積極的なアピールを行ってきた。また、新メニュー「バゲットサンドイッチ」を4月に販売することも予告されており、こちらにも大きな期待が寄せられている。

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