幅2.5mの“極小ホテル”は5つ星、「幸せな人生、離婚しない」伝承も。

2011/10/10 14:55 Written by Narinari.com編集部

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ドイツに「カップルが一緒に泊まると幸せになれる」と言われ、評判を呼んでいるホテルがある。しかもこのホテル、中は豪華設備が整った5つ星の環境ながら、建物の幅が2.5メートルしかない「世界一小さな高級ホテル」としても知られているそうだ。

このホテル(http://www.ehehaeusl.de)があるのは、ドイツ南部ミュンヘンから130キロ離れたアンベルクという街。アンベルクの歴史を感じさせる住宅が立ち並ぶ中、外壁を赤茶色に塗ったひときわ細い家のような、3階建てほどの高さの建物が話題のホテルだ。建てられたのは1728年と古いが、2008年に行った改装により、7つあるフロア(スキップフロア状)にはさまざまな豪華設備が整備された。

また、ここには昔から別名があり、その名もズバリ“ウェディング・ハウス”と呼ばれている。ホテルは特にカップルを中心に人気となっているのだが、そう呼ばれる所以は、この建物が建てられたきっかけが関係しているという。

1728年、アンベルクでは「資産を所有しているカップルにのみ結婚を認める」(英紙デイリー・メールより)とする条例が制定され、結婚したくてもできずに困った住民たちは、この条件を満たすための「小さくて簡素な家」を現在のホテルがある場所に建設した。そして結婚したいカップルがこの家を資産として街に申請し、無事夫婦になると、数週間後には結婚を目指す別のカップルへ家を売却。こうして、多くのカップルを結びつけた家はいつしか“ウェディング・ハウス”と呼ばれるようになったそうだ。

そうした経緯から、地元ではここで暮らすと「幸せな人生を送り、決して離婚しない」と言い伝えられるようになったこの建物。ホテルとなった今では、その伝承を信じて泊まりに来るカップルが世界から訪れているという。

加えてこのホテルが注目されるもう1つの理由が、「世界一小さな高級ホテル」と称される幅2.5メートルしかない狭さだ。ホテルを紹介している動画(http://www.youtube.com/watch?v=LJLYiR7-qrc)を見るとその狭さがよくわかるが、建物の中は幅の狭さを補うように上下や奥行きに余裕を持たせることで、広く見せる工夫を凝らしていることもわかる。

地下や踊り場も活用して作られた7つのフロアの延床面積は「53平方メートル」。1つ1つのフロアはやはり広いとは言えないが、それでも白を基調とした壁に囲まれた室内は、豪華な設備や家具で満たされ落ち着いた雰囲気だ。気になる料金は、動画の説明では1泊朝食付で「240ユーロ(約2万5,000円)」だが、この料金で言い伝え通りの“永遠の幸せ”が手に入るのであればかなりお得だろう。

もしいま、大好きな恋人との海外旅行の行き先を考えているなら、ドイツのこのホテルも候補に入れてはいかが?

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