“奥歯カメラ”で日常の1コマを撮影、口の中から見えるのはどんな世界?

2011/09/20 08:04 Written by Narinari.com編集部

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英国に住むジャスティン・クィネルさん(49歳)は、小型の「ピンホールカメラ」での撮影を得意にしているプロカメラマン。彼はある日、それを口に入れたらどんな世界が撮れるのか――というアイデアを思い付いた。そこで奥歯にカメラを仕込む方法を実行に移し、数々の不思議な写真を生み出しているそうだ。

「ピンホール・フォトグラフィー」なる撮影活動を行っているクィネルさんは小型カメラのプロ。ある日カメラを手に座っていたときに、ふと「これを自分の口に入れたらどうだろう」(英紙デイリー・メールより)と考え、奥歯で固定できるように設計された3インチ(約7.5センチ)のカメラを仕込んで“口の中から”の撮影を開始した。そして日常の何気ない1コマから世界の名だたる観光地まで、さまざまなシーンを撮影。写真の一部はクィネルさんの公式サイトで見ることができる(http://www.pinholephotography.org/)。

口に入れようとするニンジンや爪が伸びた指、歯ブラシ――それぞれ単体ではただ物を撮した写真でしかないが、上下に彼の歯が写っていることで1つの作品になっているのがミソ。しかし、口とは全く関係のない、例えば米国のリンカーン記念館や、イタリア・ベニスにあるセント・マークス・スクエアといった風景を撮した一コマなどはあまりにシュールな構図だ。

さらには普段口の中を見るのが仕事の人を、逆に口の中から捉えた「歯医者」という作品もあるなど、このカメラならではの面白さも見せてくれるクィネルさん。撮影時は「最高1分」露光するため、静止状態で口を開け続ける必要があったそうで、クィネルさん自身はともかく、きれいに写ろうとポーズをとり続けた歯医者さんも大変だったかもしれない。

ちなみに、彼はこの活動を始めたことで別の目標も見つけたという。なんでも「自分の口の中から撮った写真を見て、喫煙について考えてみるきっかけになったよ」とのこと。歯の裏も作品の一部になるとあって、自分の健康と美しい作品作りのために、もうタバコは吸わない決意をしたようだ。

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