“結核ラッパー”が世界記録、退院後に「9時間ラップ歌い続ける」挑戦。

2010/12/18 12:06 Written by Narinari.com編集部

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今年4月、YouTubeに投稿された動画が話題を呼んだ「Fully Sick Rapper」(完全に病んでるラッパー)こと、28歳のクリスチャン・ヴァン・ヴォーレンさん(関連記事:隔離生活をネタにした「結核ラップ」、退屈しのぎで制作も大きな反響 http://www.narinari.com/Nd/20100413434.html)。オーストラリアのシドニーにお住まいの彼は、昨年12月に「多剤耐性」結核という厄介な病原菌に感染していることが発覚し、病院での隔離生活を余儀なくされました。

しかし、そんな不運な状況にもへこたれず、さらに退屈しのぎも手伝って、隔離病棟や結核をネタにラップを制作。それをYouTubeで公開(http://www.youtube.com/user/ChristiaanVanVuuren)したところ大評判となり、MTVで紹介されたり、果ては世界保健機関(WHO)から結核撲滅活動のためのプロモーションビデオ撮影の依頼を受けたりと、一躍時の人となったのです。

クリスチャンさんは結局187日という長い期間にわたって隔離生活を送り、その間に数々のビデオを撮影。弟のコナーさん(病室に入る時は必ず感染予防のマスクを着用しているため、動画では顔が見えないことが多い)の協力もあって、アクション映画を彷彿させる力作も発表していました。

さて、そのクリスチャンさんですが、退院後も結核まん延予防を訴える活動をしていきたいと決意。このたびチャリティーの一環として、オーストラリアの飲料水メーカー「マザー・レモン・バイト」の協賛を受けて、「長時間ラップを歌い続ける」ことに挑戦したのです。

そして、自身のSNSアカウントで人々から歌詞を募るなど準備を重ね、先日行われた挑戦では見事に9時間20分のラップ・パフォーマンスを成し遂げました。これはギネス・ワールド・レコーズにも相当する記録なのだそう。この挑戦によって彼が集めた募金は、20,000オーストラリアドル(約165万円)に上ったそうです。

ちなみに、退院したとはいえ、クリスチャンさんはいまだに5種類の抗生物質を飲み続けなければならず、その副作用には吐き気や倦怠感なども。そんな完全ではない体調を考えれば、今回のラップ挑戦は、彼にとってかなり辛いものだったのかもしれません。しかし、常にユーモアを忘れないクリスチャンさんの活動には、今後も注目したいところです。

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