騒ぐ生徒に激高し教師大暴れ、一部始終収めた動画がYouTubeで話題に。

2010/10/13 17:04 Written by Narinari.com編集部

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先日、米国のある高校でのこと。教室内で騒ぎ続け、言うことを聞かない生徒たちに数学の教師が激高し、ゴミ箱を投げるなど大暴れする一件が起きた。その一部始終は生徒によって撮影され、動画がYouTubeで公開されたことで、米メディアがこぞって取り上げる事態となっている。  

この一件は10月8日、テネシー州ナッシュビルにあるマクガヴォック高校で起きた。米放送局CBS系列WTVF-TVや米紙ニューヨーク・デイリーニューズなどによると、同校で数学を教えるドナルド・ウッドさんはいつも通り授業を行っていたのだが、生徒たちのあまりに酷い振る舞いに冷静さを失ってしまったらしい。その様子は、YouTubeに投稿された動画「Teacher goes off at mcgavock」(http://www.youtube.com/watch?v=_9RLp8wZAlE)で確認できる。

動画は生徒の1人が撮影したもので、冒頭「Shut up,shut up」と静かにするよう注意するウッドさんに対し、一部の生徒たちは笑い声を上げるなど聞く耳を持たない。すると、笑顔を見せながら注意した先生の表情はみるみる強張り、教室を左右に見渡して首を横に振る。大きな身振りやシーッとする仕草も交えて、なおも静かにするよう注意するものの、生徒たちの笑い声はますます高まるばかり。そしてウッドさんは、1人の生徒の言葉をきっかけに突如暴れ出してしまう。

まるでその力を誇示するかのように、横長のテーブル机をひっくり返したウッドさん。その行動に、生徒たちの笑い声の中には悲鳴らしきものも混じり始める。落ち着きなく左右に動きまわるウッドさんは、さらにまくし立てると、今度は鉄製のゴミ箱を拾って床に叩きつけた。撮影していた生徒は、この時点で教室の外に避難。教室からは続々と生徒たちが退出しているが、1人はこの後、ウッドさんが学生のほうへ椅子を投げようとして、窓ガラスを割ったとも話している。

この騒ぎはほかのクラスにも聞こえたそうで、すぐさま学校関係者が教室に向かい、ウッドさんを確保。同校のロビン・ウォール校長は、そのときのウッドさんが「非常に動揺して、落ち着きがない」ように見えたそうで、学校の判断で救急車を呼び、彼を病院に搬送したという。幸いけが人もなく、警察は事件性を否定して起訴の予定はないそうだ。

現在は病院で治療を受け、調査が終わるまで休職処分とされているウッドさん。少なくとも教師として15年以上のキャリアを持つと伝えられている彼の行動に、ウォール校長も「これまでに経験したことがない」と衝撃を受けている。事件を受けて、学校側は生徒の保護者へテキストメールで一報を伝えると、子どもを家に帰らせる保護者もいたという。

10月11日には、大学教授をしているというウッドさんの妹リアン・スミスさんが会見を開き彼の行動を改めて謝罪した。その上で、普段は「信じられないほど思いやりのある人」(米紙テネシアンより)と、兄を擁護。最近、一般的にどの学校の生徒にも見られる「権威(先生)に対する敬意の不足」が問題を引き起こしたとも指摘する。

いくら注意しても生徒が笑い続けている動画の状況から、この一件の責任は先生、生徒の双方にありそうだが、今回はたまたま動画という形で“荒れた教室”の状況が世間に露呈した格好。ケースはさまざまだろうが、こうした教育現場の混乱は、どこの国でも、どこの学校でも起きていることなのかもしれない。

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