犬を置いて飼い主が車で逃走、駐車場の監視カメラに残された映像に非難。

2010/09/24 11:19 Written by Narinari.com編集部

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もしペットを育てるなら、しっかり最後まで面倒を見るのが飼い主としての責任。たとえ飼い続けられない事情ができたとしても、ペットが幸せに生きられる道を模索するのは当然のことだろう。しかし世の中には、残念ながら無責任に世話を放棄してしまう人もいる。先日、英国の会社が設置している監視カメラに、飼い主が“捨て犬”をするシーンが映っていた。車から降りた男性が連れてきた犬を置き去りにするその映像はYouTubeに投稿され、欧米メディアを中心に非難の声が上がっている。

問題の映像はYouTubeの「Sad moment dog was dumped outside Weymouth BMT factory (From Dorset Echo).flv」(http://www.youtube.com/watch?v=MFu_IU7DSTg)という動画。英地方紙ドーセット・エコーによると、撮影された場所は英南部ドーセット州ウェイマスにある、BMTディフェンスサービス社の従業員用駐車場だという。ここで9月16日、監視カメラは悲しいシーンを捉えた。

監視カメラの時計が示す午後1時10分ごろ、駐車場に止まった青い乗用車から男性と犬が降り、駐車場脇の芝生が生えた敷地へと移動する。ところが到着してからわずかに1分後、敷地から車に戻ってきたのは男性だけ。男性はそのまま車に乗り込むと、すぐに駐車場から出ようと動き出した。そのとき、ようやく犬がゆっくりと車に近付いていく。

少なくともミラーや窓越しに犬の姿は見えていたであろう男性には、そばまでやってきた犬に躊躇する様子は特に見られず、車は駐車場の外へと出て行った。そして、犬は車が去るのをただ見守るようにその場に立ち尽くしているところで映像は終了する。この場面は偶然会社の従業員にも目撃されており、残された犬はすぐに助けられ、獣医のもとへと連れていかれたそうだ。

シェルティ・テリアのメスというこの犬。その後の診察などにより、立ち去る車を追いかけなかった悲しい理由が判明する。一部始終を見ていた会社の社員は、犬が「足を引きずっていた」と話し、獣医に連れていった社員によると「彼女の爪が、足の下に巻きつくように伸びていた」というほどの状況だった。つまり、走りたくても走れないような世話しか受けていなかったようで、爪は獣医によってしっかり切ってもらったという。

現在、この犬は地元自治体当局によって保護されている。当局は、捨てた男性の情報を寄せるよう市民に訴えており、見つかった場合には懲役6か月か罰金2万ポンド(約265万円)の罰を受けることになるそうだ。

獣医で保護官のイアン・ルイスさんによれば、犬は8歳前後。今は「ジンジャー」と名付けられて、人気を集めているという。ジンジャーは「再び飼われるのを待つ」(英紙デイリー・テレグラフより)と、次の飼い主を探している状態で、今度は良い飼い主と幸せに暮らしていけるように願いたい。

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