朝食一式を自動で用意、日本人デザイナーが作った“製造機”が話題に。

2009/10/29 11:37 Written by Narinari.com編集部

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英ロンドンに住む日本人デザイナーが制作した“自動朝食製造機”。アイデアとしては決して新しいものではないが、その仕掛けや大きさ、面白さが注目を集め、英メディアを賑わせている。

“自動朝食製造機”を制作したのは、ロンドンを拠点に活動する日本人デザイナーのスズキユウリさん。26歳のスズキさんは、ロンドンにあるロイヤルカレッジ・オブ・アートを卒業し、その後も英国でデザイナー活動を続けている。一風変わった“作品”を生み出すことで知られる明和電機のアシスタントを務めた経験もある人物だ。

これまで数々の作品を制作してきたスズキさんだが、今回の“自動朝食製造機”は今年9月にオランダのアムステルダムで開催された展覧会のために制作したもの。幅13メートルとかなり大がかりな作品で、最先端の技術を駆使した近未来的なモノというよりは、いろいろなからくりを組み合わせた「ピタゴラスイッチ風」という表現が近いかもしれない。

それもそのはず、制作に使われた道具の多くはガレージセールで調達され、そのコストは900ポンド(約13万円)程度だという。

“自動朝食製造機”で料理が作られていく工程はこうだ。まず、左上の鳥かごから卵が転がっていくと、回転する装置に1個ずつ載せられ、下に用意された鉄板に落下、そこで卵が焼かれる。そしてやかんに火が付くと自動的に挽き立てのコーヒーが入り、さらにパンはスライスから、ローラーでバターやジャムを塗るところまで機械にお任せ。加えてオレンジを搾ってジュースも完成し、朝食一式が自動的に整う。

実際に機械が稼働している様子の一部は、オランダの動画サイト「PAROOL.TV」(http://www.parool.nl/)で公開中(タイトル「Toast en koffie? Eitje!」で検索)。スズキさんは「ピーウィー・ハーマン」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」といったハリウッド映画から、この機械をイメージしたそうで、友人とともに11日間(作業時間は88時間)で完成させたという。なお、展覧会後に“自動朝食製造機”は解体され、現在は英国での展覧会に向けて、新たな機械の計画を練っているそうだ。

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