ホンモノかニセモノか、「大ジャンプ」の動画めぐる議論に終止符。

2009/08/16 12:31 Written by Narinari.com編集部

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8月3日にYouTubeに投稿された動画「MEGAWOOSH Bruno Kammerl jumps」(http://www.youtube.com/watch?v=lkwh4ZaxHIA)が話題を呼んでいる。この動画はBruno Kammerlなるドイツ人の“驚きの挑戦”を映したもの。投稿からわずか2週間弱で再生回数が190万回に迫るなど、大変な人気となっているが、そこに映し出された“挑戦”の真偽をめぐってユーザー間で議論となり、動画の作成者がコメントを発表する事態へと発展している。

動画の内容はこうだ。挑戦者たちのグループは山の斜面に沿って長い黄色のシートを敷き、シートの先にジャンプ台を設置(※スキーのジャンプ台のような斜面コース+ジャンプ台といった構成)。シートには水がまかれてツルツルの状態で、ボディスーツとヘルメットを着用した男性がスタート地点から一気に滑り降り、ジャンプ台から大ジャンプ、着地点に用意された簡易プールにドボンと飛び込む……というシーンが記録されている。ムダなシーンは一切なく、滑り出す直前から、着地に成功して仲間が駆け寄ってくるところまで、44秒間の中に男性の大胆な挑戦が凝縮されたものだ。

この動画がYouTubeに投稿されると瞬く間に注目を浴び、投稿5日目で約43万回の再生回数を記録。この時点で米メディアも飛びつき、米放送局FOXは「この動画は本当? 嘘?」との記事を掲載し、ユーザー間で真偽をめぐった議論が起きていることを紹介していた。

YouTubeのコメント欄には2,000件以上の書き込みが寄せられており、“ニセモノ派”からは「(撮影現場に)人が滑るほどの量の水があるようには見えない」「ジャンプ台からの飛び出し角度が浅い」などの考察を加えた意見、一方の“ホンモノ派”からは「多くの準備と計算により行われたであろう彼のジャンプは、私には本物に見える」などの直感的な感想がズラリ。いずれにしても議論は平行線のままで、結論を見ないまま再生回数とコメント数だけが増える状況が続いた。

ただし、動画投稿者によるコメント欄には、「Microsoft Office」についてドイツ語で書かれたページへのリンクが貼られており、これがヒントとなって、動画がいわゆる「バイラル広告」であることに“気付く人はすでに気付いていた”模様だ。

そしてこのほど、マイクロソフト・ドイツの依頼で動画を作成したマーケティング企業のMRM Worldwide社が英スカイニュースにネタばらし。この動画はマイクロソフト社の「Office Project 2007」というキャンペーンの一環で作成されたもので、キャンペーンの趣旨である「人々を楽しませる良い計画は、信じられないほどの可能性を示す」に沿った作品として公開されたものだった。

MRM Worldwide社は当初、この動画がホンモノか、ニセモノかについてはコメントする予定はなかったそうだが、YouTubeのコメント欄に、いくつか「実際に試してみよう」といった趣旨の書き込みが見られたことから、「若干のデジタル技術を用いた」と明かすことにしたという。

ニセモノとはいえ、良くできた動画。皆さんも一度、覗いてみてはいかが?

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