廃棄予定の石油採掘基地が高級ホテルに? 環境面でも期待の声。

2009/02/21 15:18 Written by コジマ

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中南米の重要な産油地として、1950年代から海底油田の開発が行われているメキシコ湾。特に米国の領海内では、数千もの石油採掘基地が網の目のように張り巡らされている。近年は産油量が減少しているが、調査、採掘をより沖合い、より深海へとシフトすることで生産量を維持しているようだ。

しかし、次の世紀には大半の石油採掘基地が廃棄される予定で、その数は約4000にものぼるという。現在の効率的な廃棄方法は爆破だが、それでも数百万ドルの経費がかかり、海洋生物の生態系破壊を招く恐れも指摘されている。

こうした中で、米建築会社モリス・アーチテクツが廃棄予定の石油採掘基地を高級ホテルへ改築する提案を発表した。廃棄物をリゾート化することによって利益を生み、さらに生態系の破壊も防げるこの案は、経済・環境の両面で注目を浴びている。


モリス社の提案は、石油採掘基地の外観はそのままに、貨物船で運んだコンテナ型の個室をブロックのようにはめ込んでいくというもの。室内には風呂やテレビを完備しており、洋上にあるためどの部屋でも壮大に広がる海を眺めることが可能だ。


また、中央部分はロビーに改装し、屋上にはプールを完備。ホテル周辺ではマリンスポーツが楽しめる。ホテルへのアクセス方法は、船やヘリコプターに限られるという。

同社は「オイル・リグ・リゾート(THE OIL RIG RESSORT)」と名付けたこのホテルの実現に前向きで、専門家やメディアからの評価も高いようだ。この提案はブログでも多数取り上げられており、「BLDGBLOG」(http://bldgblog.blogspot.com)では「米国のドバイになるのでは」と、新たな高級リゾート地になる可能性を指摘している。

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