イラク人記者の靴投げよけたブッシュ大統領の「回避力」が話題。

2008/12/19 18:19 Written by コジマ

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バラク・オバマ次期大統領への期待が高まる米国で、すっかり影の薄い存在となったジョージ・W・ブッシュ大統領。11月にワシントンで開かれた緊急首脳会合(金融サミット)では、各国首脳から目を合わせてもらえず握手もしてもらえないという寂しい一幕があり、それを伝えたニュース動画が話題となった。

そんな落日のブッシュ大統領が、訪問先のバグダッドで記者会見中にイラク人記者から靴を投げられる事件が起こり、再び世界から注目を浴びているのはご存じのとおり。ブッシュ大統領は投げられた靴を2つともかわして事なきを得たが、日本のネットではその「回避力」が話題になっている。

ブッシュ大統領に靴を投げたのは、イラクの衛星テレビ局「アルバグダディヤ」のムンタゼル・ザイディ記者。同記者はアラビア語で「イラク市民からのサヨナラのキスだ、犬!」と叫びながら、ブッシュ大統領めがけて立て続けに2つの靴を投げつけた。靴を投げることは、イスラム社会で最大の侮辱行為だという。

この事件は米国内外のメディアによって報道され、イスラム社会では拍手喝采。米国ではワシントンのホワイトハウス前で反戦団体がブッシュ大統領の着ぐるみに向かって靴を投げるパフォーマンスを行い、英国からは事件をモチーフにした靴投げネットゲーム「Sock and Awe(靴下と畏怖)」(http://www.sockandawe.com/)が登場するなど話題となっている。このゲームの名前は、イラク戦争時の米軍作戦名「Shock and Awe(衝撃と畏怖)」をもじったものだ。

こうした中で、日本のネットユーザーはブッシュ大統領の見事なよけっぷりに注目。1つめの靴を素早くかがんでかわした点はもちろん、2つめの靴は避けずに手をかざしただけだったことから、「2撃目なんて靴の軌道をフォースでずらしてたんだぜ」「2回目の投擲は 弾道が初めから自分に来ていない事を見越して 手でガードを出しただけってトコがすごい」「オバマは今日から動体視力も鍛えとかないといけないな」など、ブッシュ大統領の「回避力」に驚きの声が上がっている。

また、各国の首脳が靴を投げられたらというコンセプトのコラージュ画像も多数投稿されており、米国では靴投げ画像の下に「エアフォースワンでのイラクへの旅……$87,000 新しい靴……$1,285 イラク人記者から靴を投げられ自分の鼻に当たるのを回避すること……プライスレス」とCMのパロディ解説を入れるなど、加工画像でも盛り上がっている模様。ブッシュ大統領は、思わぬ形で世界から脚光を浴びることとなった。

ちなみに靴を投げたザイディ記者は、現場で警備員に殴られ腕の骨や肋骨を折ったほか、イラクのヌーリ・マリキ首相に反省の書簡を送って寛大な処置を求めている。

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