大統領就任式のチケット販売ブローカー、政府は「詐欺だ」と警告。

2008/11/12 14:40 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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先の大統領選挙で圧勝し、第44代アメリカ合衆国大統領となるバラック・オバマ氏。そのイナギュレーション・セレモニー(就任式)が、来年1月20日にワシントンDCで行われます。初のアフリカ系アメリカ人の大統領の誕生ということで、熱狂が広がる米国では、この就任式のチケットが高額で取引され始めました。

チケット争奪戦が見込まれる今回の就任式、数社のチケット販売サイトがすでにインターネットで営業を始めています。一部では、たった1枚のチケットに400万円近い値段が付けられているところも。チケットに限らず、就任式に出席するために首都に滞在する人々を見込んで、「イナギュレーション・パッケージ」なる宿泊オプションを提供しているホテルもあるようです。こちらも高級ホテルになると、1人分で数百万円の値段。

しかし、この就任式チケットは本来なら、各州の地方議員のオフィスなどを通して一般に配布されるもの。価格はもちろん無料です。なのに今回こうして高額で取引・販売を行うブローカーが登場したことで、政府側は困惑し、憤慨しているそう。

政府が運営している就任式案内のサイト(http://inaugural.senate.gov/−英文−)では、

「The public should also be aware that no website or other ticket outlet actually has inaugural swearing-in tickets to sell, regardless of what they may claim. Tickets will not be distributed to Congressional offices until the week before the inauguration and will require in-person pick-up.」
(一般市民の皆様へ、チケット販売業者やオンラインのサイトなど、就任式チケットの有料販売をうたっていますが、事実ではありません。チケットの配布は式典直前にならないと行われず、議員事務所などでの現物受渡しに限られています)

との声明を発表。今回のチケット有料販売は違法および詐欺行為だと警鐘を鳴らしています。

それでは一般の人々が正規に就任式へ出席したい場合は、どのようにすればいいのか。やはり政府が発表しているように、議員のオフィスに問い合わせるしか方法がないようです。もちろん、問い合わせたからといってチケットがもらえる訳ではありませんが、運がよければ配布してもらえるかもしれません。ただ、アメリカの歴史にとって大きな意味を持つオバマ氏の大統領就任の瞬間だけに、問い合わせが殺到しそうですね。

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