「きまぐれオレンジ★ロード」作者が8年間の闘病生活を語る。

2007/06/03 21:04 Written by コ○助

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1980年代後半のいわゆる「ジャンプ黄金期」に、集英社の「週刊少年ジャンプ」に連載されていたラブコメディマンガ「きまぐれオレンジ★ロード」。この当時のジャンプ連載作品は「北斗の拳」や「キン肉マン」、「魁!!男塾」「DRAGON BALL」「聖闘士星矢」「シティーハンター」「ジョジョの奇妙な冒険」などの超豪華布陣だったため、その中にあっては「きまぐれオレンジ★ロード」は印象が薄いという人もいると思うなり。でも、単行本の売り上げは全18巻で2,000万部超という、紛れもない人気作品だったなりよ。1987年には日本テレビ系でアニメ化もされたので、原作を読んだことがなくても、目にしたことがある人は多いかもしれないなりね。

この作品の作者であるまつもと泉は、「きまぐれオレンジ★ロード」以降のヒット作は「せさみ☆すとりーと」(スーパージャンプに連載)程度と、現在まであまり作品を世に生み出していないなりが、その理由について、本人が日刊ゲンダイのインタビューで明らかにしているなりよ。

「8年前、急に頭部から首筋にかけてじんましんが出て、徐々に頭痛、首や肩、背中、腰の凝り、倦怠(けんたい)感、視力障害……といろんな症状がドーッとやってきた」
「皮膚科や内科に行ったんですけど、原因はちっともわからない。全国のありとあらゆる科の病院を転々とするうち、不眠や処方された薬のせいもあり、精神的にもおかしくなっていっちゃって」
「(ようやく分かった原因は脳脊髄液減少症で)4歳のとき、大きな交通事故に遭ったのが遠因で、ハードな生活によるストレスや疲れのせいで傷口が一気に開いたんじゃないか、ということでした」

寡作だった原因は闘病生活を送っていたため。もともと身体は強いほうではなかったなりが、多忙な生活を送る中でさまざまな病気を発症、原因がなかなか分からずに鬱状態となっていたというなりよ。つい3年前に脳脊髄液減少症であることが判明し、ようやく的確な治療を受けることができるようになったなりね。

脳脊髄液減少症とは「事故や転倒の衝撃で硬膜が破れて脳脊髄液が漏れ、大脳、小脳が沈下する。頭やクビの痛み、視力障害、めまいなどの症状を引き起こす」(読売新聞より)というやっかいな病気。脳神経外科医の篠永正道さんが2000年頃から提唱し始めた病名で、それまでは「原因不明の病」とされてきた病気なりよ。そのため、まつもと泉も全国の病院を転々とするなど、大変な思いをしていたなりね。

幸い、現在はブラッドパッチという治療法が功を奏し、病状は改善。再び執筆活動ができるほどにまで回復し、そう遠くないうちに闘病記を明るくまとめたマンガを出版する予定だというなり。それを足がかりにして、また元気に「きまぐれオレンジ★ロード」のようなヒット作を生み出して欲しいなりね。

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