高知新聞、「県民が元気になる」小惑星の名前を募集。

2006/01/02 01:22 Written by コジマ

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高知新聞は1日、朝刊の紙面上で高知県在住のアマチュア天文家の関勉氏が発見した未命名の小惑星(48482)の名前を募集したのだ。この小惑星は、火星と木星の間をほぼ円状に周回しており、地球から最短で約3億キロの距離にあるのだとか。今回の企画は、「高知県の人に元気になってもらいたい」という思いから高知新聞社会部の記者が関氏に持ちかけたところ、関氏が快諾してくれたため実現できたのだそう。紙面では「地球の皆さん。高知の皆さん。あけましておめでとうございます。宇宙から、謹んでお喜び申し上げます。」と、星が高知県民に語りかけるような記事となっている。

コメット(彗星)ハンターとして知られる関氏は、1961年に初めて発見した「関彗星」以来、新彗星6個、小惑星222個を発見し、フランス天文学会100周年記念賞を受章するなど、日本を代表するアマチュア天文家なのだ。コメットハンターの故本田実氏が1947年に発見した戦後初めての新彗星「本田彗星」などに影響を受け、独学で天文学を学習。当初は天体望遠鏡は自作で、自宅の物干し台から観察を続けていたのだとか。75歳になる現在も精力的に彗星や小惑星を探索している。ちなみに、本業はギター教室の先生なのだ。

高知市出身・在住というだけあって、発見した小惑星の名前は、そのままズバリ「高知」や「はりまやばし」、「竜馬」など高知県ゆかりのものが多いのだけれど、家族や同業者、母校などのプライベートなものから、「漱石」(文豪・夏目漱石)や「セゴビア」(スペインのギタリスト、アンドレス・セゴビア)、「廉太郎」(作曲家・滝廉太郎)などの有名人まで、自身の趣味を反映してか多岐にわたっているのだ。

関氏が発見している小惑星のうち、未命名のものは108個にも及ぶのだけれど、今回、名前を募集している48482は1992年に発見された直径数キロの17等星。当時は獅子座の1等星「レグルス」の南に位置していた。先述した通り、火星と木星の間を5.6年周期でほぼ円状に公転し、1年4カ月ごとに地球に接近する際には約3億キロの距離となるのだそう。現在だと、金星の近くで見られるようなのだ。

名前はアルファベット表記で16字以内だそうで、選考は応募作品のなかから選考委員会が一つ選抜し、米国スミソニアン天文台の小惑星センターが名前を審査→正式登録となるのだそう。命名の基準は「その名を思うだけで高知県の人々が元気になるような」名前(別の小惑星に付いている名前は不可)とのことだけど、募集要項に「高知県民に限る」との表記はないので、興味のある人は応募してみてはいかが? ちなみに、命名者には「すてきな贈り物」がもらえるとのこと(「プレゼント」としないで「贈り物」としているのがすてきなのだ)。


【応募要項】
・星の名と命名理由
・住所
・氏名
・年齢
・電話番号
をはがきに明記し、
〒780-8572
高知県高知市本町3-2-15
高知新聞社会部「星の名前」係
あてに送付。電子メール(kirakira@kochinews.co.jp)でも受け付けている。
締め切りは今月31日。

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