過酷な自然界の温かい家族愛を描く「皇帝ペンギン」。

2005/07/23 23:27 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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いろんな意味で初々しかった(?)頃から、ウォール真木はペンギンが大好きです。今はどっぷり生活の一部になったインターネットを始めたきっかけも、確かペンギンのグッズ情報を集めたかったからだったような。ペンギン関連で沢山の方とオンラインで知り合うことが出来、日本に帰るたびに遊んでもらったり、アメリカで手に入らないものを譲ってもらったり、とかなり嬉しい経験もその後あり、ペンギン様、様。ありがたや〜。

今でもペンギンは、その愛嬌のある姿がウォール真木の心にクリティカル・ヒットする動物。そんな私が米公開を楽しみにしていた映画「皇帝ペンギン」を昨晩やっと観に行ってきたのですよ。

「皇帝ペンギン」は動物行動学を研究するフランス人、リュック・ジャケ氏と、3人のクルーが過酷な自然の中で9000時間近い時間をかけて撮影したドキュメンタリー映画。ペンギンの子育てが中心に淡々と描かれた作品ですが、それがとても丁寧に描写されていました。ペンギンが何千年も繰り返してきたという、その過酷な生活。それなりの知識はあったものの、涙なしでは観ることが出来ませんでした。何週間もかけて、100キロ以上の道のりをヨチヨチ歩いて繁殖の土地まで歩くペンギンにうるうる。3ヶ月間何も食べずにマイナス40度、風速160キロの嵐の中、身を縮めて卵を守る父親の姿に、うるうる。海まで戻り、餌をお腹にいっぱい貯めて繁殖コロニーまで戻り、生まれた子供と初めて対面する母親のやさしいまなざしに、うるうる。赤ちゃんペンギンはその可愛らしさが文句なしに、うるうる……。あぁ、もうダメだ。

しかしペンギンの家族愛って一途ですごいんだなぁ……。

しかしこの作品、アメリカでもスピルバーグ監督の「宇宙戦争」を上回る人気だとか。最近ハリウッド作品の人気が落ちているためか、この「皇帝ペンギン」の様にストーリーもシンプルだけど感動的という、ある意味「変化球」な作品が注目されているのかもしれませんね。

ところで日本では字幕版(フランス語)と日本語の吹き替え版で公開されているそうですね。声の出演を調べてみると、3人の声優がペンギン親子を担当しているとか。あいにく米国公開に関してはペンギンの台詞はまったく無しでナレーションのみ。でも、その語りをモーガン・フリーマンが担当していて、彼の温かみのある声は映像にとてもマッチしていました。

暑い夏、涼しい映像をお探しの方、癒し系の映画をお探しの方。皆さんぜひ「皇帝ペンギン」をチェックしてみて下さいませ。

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