迷子のイルカたちに感じた本当の自由。

2004/11/10 03:36 Written by コジマ

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和歌山県串本町の港に2頭のイルカが突如現れ、ダイバーと戯れたり「テールウオーキング」という曲芸を披露したり、見物人を楽しませたそうのなのだ。

このイルカ、今月4日に海洋深層水で有名な高知県室戸市にある獣医学部で名高い麻布大学(神奈川県)の研究施設から逃げ出した3頭のうちの2頭である可能性が高く、そうなると室戸市から串本町まで約150キロを移動したことになる。

同大学の施設では、イルカとの触れ合いを通して心身の機能改善を図る「イルカ介在療法(イルカセラピー)」の研究を行っており、台風23号の影響で飼育プールの網が破れ、そこから3頭が逃げ出した。1頭は近くで捕獲したものの残り2頭の行方は分からず、捜索中だった。

そんな心配どこ吹く風で、人に慣れた2頭は愛嬌をたっぷり振りまき、港に集まった“観客”をわかせた。脱走して泳ぎまくって異郷の人前で曲芸を披露なんて、お茶目さと同時にすごく自由を感じたのだ。自由ってこういうものなんだなあ、自然で、愛嬌があって。「自由は勝ち取るもの」なんていうけど、無理して得た自由って本当の自由じゃないのかもなあ、なんて思ってしまったのだ。もしかして、この2頭は“イルカのジョナサン”だったりして。人生のストーリーは、一生じゃ足りないのだ。

麻布大学のドルフィンプロジェクトチームは「さっそく保護したい」としているけど、なんだか、もうちょっと自由でいさせてほしいのだ。

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